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悪戦苦闘の果てに出来上がったのは1個のデカイ肉の塊で、コレはなんだろうと作った私達でも頭に疑問符が浮かぶ。
正当な料理時間の約2倍かかって、いつもより数段疲れた果てに出来上がったものはもう、なんか、肉だった。
そして、そこで気がつく。
「お米炊いてる?」
「……」
「そっか。……そっか」
こんなにも肉があるのに米がない。
今から早炊しても30分はかかるし、さらに遅くなるのは流石に面倒なことになる。主に家で。
なにか代用したいなと思う。
完全に意気消沈した鈴城さんを放っておいて棚を漁る。
まあ、高確率であるよね。
朝の鈴城さんは知らないけれど、大抵の家にある物。パン。
幸いにして買い込んだばかりだったのか、丸々封の空いてない食パンが何故か2袋もあるからこれを使おう。
「使っていいよね」
「勝手にして」
「そう落ち込まないでよ。ハンバーガーはいかが?」
「ハンバーガー……。妥協する」
「あはは、ありがとう?」




