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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
弱みから始まる2人

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ロマンチズムとは程遠いことが分かった。

景色や状況、それらひっくるめた雰囲気とかも興味がわかない。


なにせファーストキスが、


「これだからなあ」


これをノーカンと喚くほど乙女でもないらしい。

呆れや諦めなのかなんなのか。凡そ検討がつかないけれど、寝落ちした岐阜さんを殺してやろうとは思わない。


現状ハッキリしないけど、答えなんだろう。


「跡残ってんだろうな……。こんなことのために極限状態になるかね」


目を閉じて開く気配もなく、寝息を立てている。

私より大きい体を持ち上げるのは嫌なので寝違えようがこのままでいてもらう。


そもそも気を失うなという話である。


「…………」


調子が狂ってばかり。わざわざ頭を持ち上げて枕を敷いてブランケットを被せる。ここまでする必要は無いけど、そうさせたのは心地よさそうに眠る寝顔のせいだろう。


「本当に、馬鹿だよね」

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