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「ねぇ、鈴と友達なの?」
「え、いや、どうだろうね。どうして?」
可部さんは問題を解く手を止めてじっと見つめる。
明るい子という印象が一瞬で薄れて、見透かしてこようとしてるように感じた。
狼狽しないように気を付ける。
その質問には私ですら答えは無いから、答えようは無いけれど。
だけど他人よりも、友達よりも近い時もあると思う。
友達は噛んだりしないだろう。足を舐めさせたりもしないだろう。
決して言えない秘密は、ときに弱みになる。
いつの間にか弱みを握ってきたのに、別の弱みを共有している。
「ちょっと前だけど、鈴の事呼び出したりしてたじゃん」
「ああ、お礼を言っただけだよ」
白々しいと思うけど、取ってつけた理由を言っても疑いは晴れないらしい。早いところ興味を別の所へ持っていきたいけどどうも追求したいというようが見え隠れしてるから付き合うしかないだろう。
「態々呼び出して?」
「人前では恥ずかしかったから」
「そっか。鈴ね、最近ぽけっとしてること増えたんだよ」
「そ、そうなんだね」
その原因が私である可能性もあって。
彼女を悩ませれていることに嬉しく思う。思考に私がタ分に含まれているなら、いつか私をもっと求めるかもしれないから。
違うかもしれないけれど。




