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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
弱みから始まる2人

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犬のようにとまでは行かないけど、躊躇もせずに飲み干して言われなくても掌を舐める。


冷たいお茶の感覚はなくなって、今は舌が這う癇癪だけが擽ったい。

私の手がなくなるんじゃないかと思うくらいずっと舐める。


背筋がムズ痒くて手を引く。

ティッシュで手を拭くけど、何となく手を洗いに部屋を出ようとしたら左手を掴まれる。


「なに。手を洗いに行くんだけど」

「あ、なんでもない」


岐阜さんはそう言ってすぐに手を離すけど、ずっと私の右手を見たままだった。

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