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「……命令、しないの?」
岐阜さんが痺れ切らしたのか、暇に耐え兼ねたのかベットから起き上がり私の背中を蹴りながら言う。
直ぐに脛の部分を思いっきり叩いてやったら脛を抱えてベットの上で悶絶した。
私のベットがぐちゃぐちゃになる。
思いっきり顰めっ面になってると思う。
「今日の分の家事をして」
「それが命令でいいの?」
「いい。さっさとやってよ」
「分かった。具体的に何やればいい」
「そんなの自分で考えなよ」
「一応、他人の家だから聞いてるんだけど」
奇人変人なりに配慮はあったという訳だ。
確かに、私がこの部屋にいて、歩き回って無いとは思うけど盗みを働くことも出来る。
という事は、何かをしてもらうにも私が監視をしていないといけないのか。
それはそれで、時間の無駄だと感じて、益々この関係性の無意味さを悟る。




