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ゆっくりと体を起き上がらせて私の方に顔を向ける鈴城さん。
そんな起き方するんだと驚いた。
夢と現実と混ざりあった数瞬。欠伸をしながら立ち上がった鈴城さんに身構える。
「……な、あ、お、おはよう」
鈴城さんは「ん」とだけ言って部屋を出ていった。
なんか、私だけが意識してしまってる感じは負けみたいに思えて面白くない。
鈴城さんはこういう事は良くしてるんだろうか。
そもそも、この部屋に遊びにこさせたりするんだろうか。
知らないことばかりだ。
いつまでもベットに座ってる訳にも行かないと思い鈴城さんの後を追う。
「……親御さん居る……よね」
人の親にかしこまって挨拶するなんてことは基本的にしたことがなくて、ちゃんとした格好でもないし、余計に身構えるけど、杞憂だった。




