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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
弱みから始まる2人

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「あ、作って欲しいヤツを命令して作らせてもいいんだよ?」


名案とばかりに提案したのだけど、シラっとした目で見られる。

気に食わないことなら言ったくれればいいのに、鈴城さんは言わない。それどころか目すら合わせてくれない。


「命令」


鈴城さんは空になったカップ麺の容器を重ねてゴミ箱にすてる。

振り向いて、俯いて、言う。


「泊まっていったら?」


命令を2連続で言うんだ。とか、鈴城さんの家に?とか、咄嗟に出てきそうな言葉を何とか飲み込んで、頷く。


けど、鈴城さんは私の方を見てないから意思が伝わってない。

だから、近付いて手を取った。


強ばった手が和らいで繋いだ手の柔らかさが心地いい。

視線があって、私はニコリと微笑む。


「いいよ」

「生意気」

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