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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
弱みから始まる2人

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「鈴城さん?」


シャツを握って離さない鈴城さんに声をかけるも無言。

冷たくあしらわれることはしょっちゅうあったけど、無視じゃない無言は初めてだ。


だけど、いい加減座りたい。

無理やり座るか。


胡座をかくように座ると、姿勢を崩した鈴城さんがあぐらのぽっかり空いたスペースに頭が滑り込む。


鈴城さんは仰向けになって視線が合う。

不服そうで不機嫌で怒ってるようにも見える。


「雷怖いんだ?」

「おっきい音が苦手なだけ」


そう強がってみせるけど、鈴城さんはきゅっと体を縮めたまま動かない。むしろどんどん丸くなっていくから私のお腹に抱きついてきた。



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