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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
弱みから始まる2人

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「なに」


振り返る。鈴城さんは硬く口を結んで話し出しそうにない。

別にあの家に早く帰る意味もないけれど、いつまでもこの家にいることも無いし、迷惑になるのは嫌。


人を知れば、離れたくなる時もあるらしい。

そうじゃなければ、破局、とか離婚なんて言葉は生まれないだろうから。


「言いたいことないなら帰るね」


スっと何か心の中の波が引いていくように、鈴城さんの言葉を待つことも無く、最後に顔を見ることも無く鈴城さんの家を後にした。

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