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鈴城さんとすれ違う時、グイッと後ろに引かれて喉が締まった。
引き留められた。それはいい。
けど引き留め方が下手くそすぎる。
服の襟を掴んで引っ張るから息が止まるし痛いし。
「ケホッ、何すんの」
「ごめん」
初めて本当に申し訳なさそうな鈴城さんを見た。
相変わらず視線は合わないし行動の一貫性は無い。
けど私の様子をみて同情したのかなんなのか分かんないけど、何か言いたそうにする。
私はため息が出る。こんな時も助け舟を出すのは私なのかと。
「言いたいことがあるならいいなよ」




