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「好きな色は?」
「強いて言えば黒」
「好きな食べ物は?」
「特にない」
「本当に?」
「無いってば」
「得意な科目は?」
「強いて言えば数学」
「私95点」
「嫌味?」
「誕生日は?」
「ある特定の人が会う日」
「なにそれ」
「さあ」
これは会話と言えるのか疑問。
どちらかと言うと質疑応答だ。
「会話って知ってる?」
「……知らない」
つまらなそうに、外を見ながらの態度はさすがに面白いものでは無い。
「はぁ。じゃあ何か聞きたいこととかないの?」
「岐阜さんへ?」
「そうだよ。質問しなよ」
ここで初めて私の方を向いて、ジッと見られる。
「一つだけ?」




