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弱味から始まる2人  作者: 新規四季


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「今日、なんで来たの?」


至極ごもっともな事を聞かれるけど、答えに困る。

素直に言っても余計に距離ができてしまいそうだし、かと言ってなんとなく来たと言っても信じてくれないと思う。


「ねえ、岐阜さん」


黙っていると催促するように私の名前を呼ぶ。

この部屋で柔らかい表情を見た事は無いけど、それにしても眉間に皺が寄りすぎてる。


「日を開けたら、鈴城さんが私を拒みそうだったから」


少しだけ悩んだ末に正直に答えることにした。

誤魔化してもいいことは無い気がした。それは嘘だから。


もし、本当の事じゃないと分かった時にどう言えばいいか分からないし、その時にはもっと距離が出来ると思う。


「なにそれ。私は岐阜さんを拒めないんだけど」

「だよね」

「ムカつく」

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