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「普通、遅めに学校を出るとかするでしょ」
うたた寝が始まりそうな頃に、膝を抱えて座ってい私の頭上から不機嫌そうな声が聞こえる。
目を開けてその人物を見れば、不機嫌そうなのではなく、不機嫌な鈴城さんだ。あまり人に向けることの無い、というか向けちゃダメな目を私に向けてきている。
諸々言いたい事は分かるけど、分からない振りをする。
「私なりの誠意だよ」
「そんな誠意いらないから。仕えるんでしょ」
「そのつもり。その言葉覚えててくれたんだ」
私の横を通り過ぎながら家の鍵を開ける鈴城さんが見下ろしながらそう言う。鈴城さんはその関係性は覚えていて、私たちの関係性としての定義と見ていると自惚れていいのかもしれない。
「ワンって返事する?」
「しなくていい。入りなよ」




