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誰よりも早く教室を出たと思う。
それを見たか分からないけど、私を見ていたら鈴城さんはどう思うだろうか。
そう言うのも聞いてみたい。
馴染みつつある道を歩く。
そうして鈴城さんの家に着いても誰も居ない事は分かってる。
玄関前に座って待つ。
ただじっと今を感じてる。
少し暑いくらいで。ときどき吹く風が心地いい。
空に雑に白を塗ったような雲が流れるのを見ているだけ。
誰かを待つってこんな気持ちなんだ。
まだかなって思うって事は、会いたいって事。
私は鈴城さんに会いたいんだと思う。
静かで暗い寝るだけの自分の家よりもこの玄関の方が心地いい。




