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鏡の前で上を脱いで首を見る。
良かった。痕はすっかり消えた。一晩経てばこんなもの。
昨日岐阜さんが所有物見たいなんて言ったから、随分と気になったけど、これならなんて事ない。
さっさと着替えて学校へ行く。
平然とした顔で、またねって帰って行った後、しばらく動けなかった。
それは痛みからじゃ無くて、でも説明の付かない事で私を悩ませた。
教室に入ると、ぐるりと視線を巡らせる。
相変わらず岐阜さんは独りで本を読んでいる。
昨日、何も無かったように。
これじゃあ、私だけが変に意識してしまったみたいで嫌になる。




