表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いつだってあなたが私を強くする  作者: 泥んことかげ
【第1部~出会いと約束】
28/111

第27話【現れし闇】(探索編その1)



激闘から間もなくして、ニッシャ達が楽しく水遊びで戯れている一方。

陽の光すら届かず微かに感じる水の匂いに包まれながら、【ノーメン】と【セリエ】の二人組は深い闇に溶け込むようにある極秘任務へと就いていた。


深淵(しんえん)渓谷(けいこく)



【任務内容-残りの聖霊三体を探しだし、捕獲又は拘束する事】


足跡も残らぬ岩肌を歩いている二人組の片方は、意気揚々と前へ進んでいるが任務途中にも関わらず、得意の魔法で浮遊しながら昼寝の様に寝そべっている男セリエは、独り言の様に話しかける。


「残る大聖霊の一部は三体何だけどさ、そいつらがまた面倒でね。何て言ったっけなー。【時を司るセントキクルス】に【水の守護神イメサリス】と後は……忘れたわ。ノーメンさん何だっけ?」


流暢(りゅうちょう)な喋り方に物忘れが激しく、どこかお(とぼ)けているセリエはノーメンに質問するが、返答はおろか相変わらず無口な大男に軽く舌打ちをすると、肩に乗り周囲を(ほの)かに照らしている子犬(タイニードック)威嚇(いかく)する様に吠えていた。


暴君(タイラント)殺戮芋虫(デスワーム)》100Mタイプ〕=【危険度level-Ⅲ】


(MAXの体長が200Mを越え、数千もある鋭利な牙と丸太の様な体格に加え、肉食獰猛であり産卵期には、2万~5万の幼体を出産するがその9割は他の生物に補食される。寿命は70年と比較的長いが、そこまで存命の個体はいないとされている。)


あまりの巨大さに後退りをするノーメンと気にも止めないセリエの両極端な二人と、臨戦態勢に入る子犬(タイニードック)だが、ある一言で我に返った。


「お前等よく見ろよ。こいつはな、()()に殺されているんだ……しかも、()()でな」


戦慄し呆然と立ち尽くすノーメンを他所に芋虫(ワーム)を叩きながら早口で語り続ける。


「まだ見るからに幼体(ようたい)だが、立派なlevel-Ⅲだ。こいつを相手に争った跡も周囲にはない上に()()()()()()が綺麗さっぱりと()()()()()()()()()()()。この意味わかるかいノーメンさん?」


マスクで相変わらず表情が見えないが、考え込むように静かに頷くと尚も吠え続ける子犬(タイニードック)を消し、珍しく喋り出す。


「協会の調査通り、お前が何処かへ飛ばした【level-Ⅳの焔獄兜武者(ヘルクレス)】或いは、それ以上の大物と言うわけか……」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ