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セカンドシーズン ─好きな人を、真っ直ぐに。─ 〜第三章〜高3編〜【最終章】  作者: 波方 真季


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第159話 二人の距離は耐久チャレンジ!


後部座席へ陽向を乗せた車は、冬の街を静かに走っていた。


フロントガラスの向こうでは、クリスマスイブの街が色鮮やかな装飾に包まれている。

赤信号で止まるたび、歩道を並んで歩く恋人たちが目に入る。

手を繋いで笑い合う二人。

大きな紙袋を抱えて店を出る家族。

街中が幸せそうな空気に満ちていた。


けれど、その温かな景色とは対照的に、車内には重苦しい静寂だけが流れている。

暖房は効いているはずなのに。

後部座席では陽向がコートに包まり、小さく身体を丸めながら肩を震わせていた。

苦しそうに浅い呼吸を繰り返し、ときおり熱に浮かされたように小さく眉を寄せる。


その姿が気になって仕方がない。

朔也は前を向いたまま、何度もバックミラーへ視線を送っていた。

信号を一つ越えるたび、カーブを曲がるたび、無意識にミラーを見てしまう。

そのたびに映る、真っ赤な頬。

熱で潤んだ瞳、肩を震わせる小さな身体。

見れば見るほど胸の奥がざわついて、アクセルを踏む右足へ僅かに力が入った。

焦りばかりが募っていく。


その時だった。


静かな車内で、朔也のスマホが鳴り響く。

朔也はハンドルを握ったまま視線を落とした。


画面へ表示された名前を見て、小さく息を吐く。


「…はい。」


通話をスピーカーへ切り替える。


《ひなどうした?拾えた?》


聞こえてきたのは、陽向の母、早苗の明るい声だった。


「うん、今くまさん向かってる。さなちゃん仕事どうなった?」


《それがさー5時のアポ、リスケ出来なかったんだよね》


「となると…帰宅はいつも通り?」


思わず眉間へ皺が寄り、再びバックミラーを見る。

熱に浮かされて眠るように目を閉じた陽向の姿。


《いや、今日チキンとピザとケーキ予約してて…仕事帰りに全部回って帰る予定だったから何だかんだで7時過ぎくらいになる》


「まじか…それキャンセル出来ないの?」


《もう決済しちゃってるからね…お店に悪くない?》


「まぁ、確かに…」


さっき聞いた鷹井綾真の話しだと、最後に検温した時には既に三十九度を超えていた。

病院へ行ったとしても、薬が効くまで時間は掛かる。


その状態で、一人。


《くまさんで解熱剤貰って、それ飲んで寝かしとけば大丈夫っしょ…もう子供じゃないんだし。》


早苗は、あっけらかんとした様子で続ける。


《朔は気にしないで、さっさとデート行きなさいよ》


「いやそりゃ行くけど…」


朔也は、再びバックミラーへ視線を投げる。

震えながら、肩で呼吸をしている陽向が目に入る。


頭では理解している。

高校生。

一人で寝ていられる年齢だということくらい。

それでも、胸の奥のざわつきだけは、どうしても消えてくれなかった。


少しだけ考え込む。


赤信号の前で、車はゆっくり停止した。

朔也は時計へ目を向ける。


十三時三十五分。


病院の午後診療開始までは、まだ少し時間がある。

脳内で自然と段取りが組み上がっていく。


「それさ、今取りに行っちゃだめなの?」


《今?ケーキはいつでも平気だと思うけど…ピザとチキンは焼くだろうから、お店に連絡入れないとかも》


視線は前を向いたまま。

頭の中では既に最短ルートを描いていた。


「くまさん2時からだから、ちょっと時間あんだよね。先に診察券置いて受付済ませて、待ってる間に俺回ってくるよ」


《え"…っ!それは流石に…只でさえ予定前に忙しくさせちゃってるのに申し訳なさ過ぎるよ!》


電話の向こうで早苗の声が裏返る。


「診察待ちの間ボケッとしててもしょーがねぇし…それでいけんなら、さなちゃんは仕事終わったらそのまま直帰してくれる?」


《えー…ほんっと、いくつになっても心配性だなぁ…》


電話の向こうで呆れたような笑い声が漏れた。


「だってひなだよ?自分の症状ほとんど自覚ないまま調子に乗って動き回って…いきなりその辺でぶっ倒れんじゃん!」


思い返せば何度あったかわからない。

熱があるのに平気平気と言い張って。

気付けば三十九度を超えていきなり寝込む。

そんな姿を、子どもの頃から嫌というほど見てきた。


《大丈夫だよ〜そんなの放っておけば勝手に寝てるって!》


「いーや、寝ない。」


間髪入れずに返す。


「監視しとかねーと、こいつは解熱剤効いてきた途端大人しく寝てないの!」


熱が下がった気になると、落ち着いていられずにすぐ動く。

喉が渇いても、熱でボーッとしてると脳の意識がそこまで回らず全然水を飲まない。

薬もうっかり飲み忘れる。


だから放っておけない。


「だからさなちゃんは、なる早で帰ってきて。」


電話の向こうで、小さく笑う気配がした。


《はいはいわかった。朔、本当ありがとう》


どこか安心したような声だった。


「じゃあピザ屋とチキン、店に連絡入れたら、ケーキ屋と全部合わせて場所LINEで入れといて。」


《オッケー、ごめんね!よろしくー》


通話が切れる。

車内は再び静寂に包まれた。


朔也はスマートフォンを助手席へ置くと、小さく息を吐く。


バックミラーへ映る陽向は、小さく身を縮めたまま苦しそうに眠っている。


朔也は何も言わず、アクセルを静かに踏み込んだ。


病院までは、あと少しだった。




───────。




診察を終えた二人は、薬局の待合スペースで処方箋が出来上がるのを待っていた。


外はすっかり冬の午後。

大きなガラス窓の向こうでは、クリスマスイブの街を行き交う人々が慌ただしく歩いている。


薬局の中には穏やかな暖房が効き、静かなクラシック音楽が小さく流れていた。

待合室のテレビから聞こえる昼の情報番組の音も、どこか遠くに聞こえる。


その静かな空間で。


「……はぁ………はぁ…………はぁ………」


陽向はソファへ深く腰掛けたまま、苦しそうに浅い呼吸を繰り返していた。

火照る身体とは裏腹に、指先は冷たく小さく震えている。


ぼんやりと霞む視界。

頭が重い。

身体中に鉛でも入っているようで、背筋を伸ばして座っていることさえ辛かった。


「……っ」


ふらり、と。

力が抜けるように身体が横へ傾いた。


「ひな…っ」


隣へ座っていた朔也が、咄嗟にその身体を受け止める。


「…あ……ごめん………」


陽向は慌てて身体を起こそうとする。

しっかり座らなきゃ。

そう思って朔也の腕から離れようと力を入れた、その瞬間だった。




「いいから……もたれてろよ」




低く落ち着いた声が耳元で響く。

朔也は逃がさないように、そっと陽向の肩へ腕を回した。


そのまま、自分の胸元へ優しく引き寄せる。


「……っ」


ドクン──。


陽向の心臓が、大きく跳ねた。


肩越しに伝わる体温。

制服越しでもわかる、しっかりとした腕の温もり。

触れ合った肩から、じんわりと熱が広がっていく。


(……なんで……)


熱で霞んだ瞳が、ゆっくり閉じられる。




どうしてここまで、優しくしてくれるの。




胸の奥が苦しい。


保健室でも。

車の中でも。

診察を待つ間も。

チキンやピザやケーキの受け取りまで全部引き受けて。

病院へ連れてきてくれて。

薬をもらって。


ここまで、ずっと。


自分のことばかり気に掛けてくれている。


(……私………)


ずっと避け続けてきた。


顔を見れば逃げた。

話し掛けられても冷たく返した。

大切な彼女にまで酷い態度を取った。


心配されても。

手を差し伸べられても。

全部、拒絶してきた。


それなのに。

どうして。


どうして、この人は。





こんな私を見捨てないんだろう。





静かな薬局。


聞こえるのは、受付で薬剤師が名前を呼ぶ声と、処方箋をめくる紙の音だけ。


その静けさの中で。

朔也の胸にもたれた耳元から、小さな音が聞こえてくる。



トクン。


トクン。


トクン。



規則正しく響く朔也の鼓動。

鼻をくすぐる嗅ぎ慣れた柔軟剤の香りも、小さい頃から何ひとつ変わっていなかった。


陽向はゆっくり瞼を閉じる。




(……朔也だ……)




その一言だけが、胸の中へ静かに落ちていく。


約二ヶ月。


まともに話すことも出来なかった。

近付くことさえ怖かった。

避けて。

逃げて。

自分から遠ざけ続けてきた人。

それなのに今は。


こんなにも近くにいる。


肩越しに伝わる温もり。

耳元で響く鼓動。

安心出来る香り。

何も変わっていない、その全部が。





すぐ側にあることが、こんなにも、嬉しい。





張り詰めていた心を、少しずつ、少しずつ溶かしていく。


胸の奥で、小さく零れたその想いに、自分自身がいちばん驚いていた。

距離を置けば、この気持ちもいつか薄れていくと思っていた。


けれど。

こうして触れられただけで。


簡単に揺らいでしまう。


胸の奥に押し込めていた想いは、少しも消えてなんていなかった。

むしろ、離れていた二ヶ月分を埋めるように。

どうしようもないほど、大きく膨れ上がっていた。


肩を抱き寄せて、胸元へ寄りかかる陽向の身体は、力が抜け切っていた。

朔也のシャツ越しにも伝わる陽向の体温は、思わず息を呑むほど熱い。


朔也は眉を寄せる。


陽向の額には冷却シート。

朔也は確かめるように、そっと頬から首筋へ指先を滑らせた。


熱のこもった陽向の肌へ触れた瞬間、その温度が指先へじわりと移ってくる。


「ひな、めちゃくちゃ熱い……」


思わず漏れた声には、心配が滲んでいた。

その低く優しい声が耳元へ落ちた瞬間。


「……っ」


陽向の肩が小さく震える。


首筋へ触れる朔也の指先。

熱を確かめるためだけの、ごく自然な仕草。


それなのに。

触れられた場所だけが、さらに熱を帯びていくようだった。


胸の奥で心臓が忙しなく鼓動を刻む。


苦しい。

これは、きっと熱のせい。

陽向は、自分にそう言い聞かせる。


朔也はそんな陽向の様子をそっと見つめる。


胸へ預けられた小さな身体。

苦しそうな呼吸。

熱に浮かされながら浅く息を繰り返す陽向を見つめていると、胸の奥がざわつく。


そして、無意識だった。




さらり──




朔也の指先が、柔らかな髪をそっと梳いていた。


幼い頃から、何度もそうしてきたように。

泣いた時も。

熱を出した時も。

怖い夢を見た夜も。


「大丈夫」と伝える代わりに、当たり前のように繰り返してきた仕草。


身体が覚えていた。

考えるより先に、手が動いてしまった。


その瞬間。


(やば…!)


やってしまった。


朔也の表情が僅かに強張る。


今はもう、違う。

そんなことをしていい立場じゃない。

雫と前に進んでいこうと決めたんだ。

こいつとは、距離を置こうと。


それなのに。

心配する気持ちのまま、昔と同じように手が動いてしまった。


慌てるように、その手を下ろす。


指先から、柔らかな髪の感触が離れていった。


「………。」


陽向はゆっくりと視線を落とした。


朔也の右手。

今は膝の上へ静かに置かれている。


自分が置いている手からほんの数センチ先。

手を少し伸ばせば届く距離。


重ねようと思えば、簡単に重ねられる距離だった。


「……っ」


心拍数が、徐々に上がっていく。


視線を逸らさなきゃ。

そう思うのに。

どうしても離せない。

自分が今、何を考えているのか。

何を望んでしまったのか。




認めたくない。


認めてしまえば、もう戻れなくなる気がした。




それでも。

目の前にある、その手に。


どうしようもなく、この手を伸ばしたかった。


(……綾真の手は……)


胸の奥で、小さく言葉が零れる。


(……あんなに簡単に繋げるのにな……)


綾真とは、自然に手を繋げる。


隣を歩けば、何の迷いもなく差し出された手を握れる。

抱き締められても。

微笑み返すことができる。


なのに─────


朔也の手は、違った。

あと数センチ。

伸ばしてしまえば、きっと届く。


それだけなのに。

でも、その一歩だけは、もう踏み出してはいけない。


だって自分はそんな立場じゃない。

この朔也の手を取っていい可愛い手は、私の手じゃない。

それを誰より知っているのは、自分自身だった。


だから陽向は、震える指先をぎゅっと握り締める。

届かないように。

触れてしまわないように。


ただ静かに、膝の上で小さく拳を作った。



───────。



陽向の家へ到着すると、朔也はエンジンを切り、小さく息をついた。


助手席から荷物を降ろす。

薬局とコンビニの袋。

陽向のスクールバッグ。

そして、早苗に頼まれたチキンやピザ、ケーキ。


両腕いっぱいに抱えながら玄関を開け、慣れた足取りでリビングまで運び入れる。


ダイニングテーブルの上へ一つひとつ置くと、時計へ視線を向けた。


まだ薬を飲ませていない。


「……先にひなだな。」


小さく呟くと、踵を返して再び玄関を出る。


外の冷たい空気が頬を撫でる。

車へ戻り、後部座席のドアを静かに開けた。


「ひな、いける?」


優しく声を掛ける。

横たわる陽向は、ぼんやりと目を開け、小さく頷いた。


「……うん……」


掠れた返事。

熱で霞む瞳は焦点が定まらず、身体を起こそうと腕へ力を入れるものの、思うように動かない。


「掴まって。」


朔也はそう言って車体へ片手を添え、もう片方の手を陽向へ差し出した。

陽向は少しだけ躊躇うようにその手を見つめる。

けれど抵抗する力も残っていなかった。

そっと手を重ねる。

触れた指先は驚くほど冷たい。


「……手ぇ冷た」


思わず漏れた声に、陽向は困ったように小さく笑った。


「……寒い……」


「早く布団入ろ」


朔也はその手をしっかり握ると、陽向の腕を肩へ回させ、身体を支えながらゆっくり歩き始めた。

玄関の階段を一段ずつ上る。

普段なら何でもない数段が、今日はひどく長く感じる。


途中で陽向の足元がふらつくたび、朔也は支える腕へ少しだけ力を込めた。

ようやく二階へ辿り着くと、そのまま陽向の部屋のドアを開ける。

暖房の切れた部屋は少しひんやりとしていた。


朔也は迷わずベッドの布団をめくる。

ゆっくり身体を座らせ、そのまま肩を支えながら横にならせた。


陽向は深く息を吐き、力が抜けたようにマットレスへ身体を預ける。

熱で火照った頬だけが赤く染まり、額の冷却シートは少し端が浮き始めていた。


朔也は一度その様子を見つめてから、部屋を見回す。


「着替えは?」


陽向は重そうに腕を持ち上げ、クローゼットの方を指差した。


「……そこに……スウェットが……」


視線を向けると、クローゼットの前には脱ぎっぱなしになっているグレーのスウェット上下が置かれていた。


「あぁ、これか。」


拾い上げて陽向へポイっと投げる。


「はい。着替えちゃえよ。」


「……うん……」


返事はしたものの、起き上がる気配はない。

その様子に朔也は苦笑し、小さく肩を竦めた。


「車だけ車庫に入れてくる。水と薬持ってまた上がってくるから。」


そしてドアノブへ手を掛ける。

陽向は小さく頷いた。


「……うん……」


その返事を確認すると、朔也は静かに部屋を後にした。

部屋へ残ったのは、暖房のない静かな空気と、熱に浮かされながら荒い呼吸を繰り返す陽向だけだった。




そして───────。




勢いよく部屋のドアが開く。


「なんで着替えてねーんだよ!」


思わず漏れた声が、静まり返った部屋へ響いた。


そこには、さっき部屋を出た時と何ひとつ変わらない姿があった。

制服のままで、コートを羽織ったまま。

ベッドへ横たわり、寒そうに小さく身体を丸めて眠っている陽向。

浅く速い呼吸だけが、規則的に胸元を上下させていた。


朔也は片手に持っていた水と解熱剤を、ひとまず机の上へ置く。

小さく息を吐きながらベッドへ歩み寄り、陽向の顔を覗き込んだ。


頬は熱で赤く染まり、額にはじんわりと汗が浮かび始めている。


「ひな。」


返事はない。


「起きろ。着替えくらいしないと…制服のまま寝んのかよ。」


軽く頬を叩く。


ぺし、ぺし。


「……ん……」


かすかに瞼が開く。

熱に潤んだ瞳がぼんやりと朔也を映したものの、焦点は合っていない。

身体を起こそうとする気配もなく、再びゆっくりと瞼が閉じていく。


「おいおい……」


困ったように苦笑すると、朔也は改めて陽向の全身へ視線を走らせた。


肩には綾真から借りたコート。

その下には自分のコート。

さらにブレザー。

カーディガン。

ワイシャツ。

そして、その下にもきっとヒートテックかシャツか何かを着ているはずだ。


最低でもワイシャツの下に到着するまで、五枚。


そんなに長い道のりを、この状態の陽向が自分一人の力で辿り着けるとは到底思えなかった。

その先には、学校のジャージズボンからスウェットズボンに履き替える作業もある。


「このまま汗かいたら…最悪じゃん…」


解熱剤を飲んで眠れば、大量の汗をかく。

制服までびっしょり濡れたまま眠れば、身体は冷え、余計にしんどくなる。


そんなの分かっている。

だから着替えさせなきゃいけない。

そう思うのに、朔也は動けなかった。

ベッドの横へ立ったまま、無意識に拳を握る。


「……。」


視線を落とす。


苦しそうに眠る陽向。

熱で赤くなった頬。

荒い呼吸。

額へ浮かぶ汗。


その姿を見た瞬間。


「……ったく。」


小さく息を吐く。

胸の中で、迷いが音もなく崩れていく。


(躊躇してる場合じゃねぇか。)


今は何より、この身体を少しでも楽にしてやる方が先だ。


そう自分へ言い聞かせるように頷くと、朔也は覚悟を決めたようにベッドへ腰を下ろした。


「手伝えるところまで手伝うから。」


陽向へ、小さく呟く。

そして、少し照れ隠しをするように付け加えた。


「……最後のところは、自分で何とかしろよっ!」


苦笑混じりにそう言うと、陽向の背中へそっと腕を回す。


「ほら!起きろ!」


肩を支えながら、ゆっくりと上体を起こしていく。

陽向は熱に浮かされたまま、小さく朔也の肩へ身体を預けた。




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