44.レインへのプレゼント
(2)1歳編
エリアーナSide
私からというか、カルティール家からのお礼の品を渡し終え、皆んな満足。
でもまだこれでは終わらない。
3の月生まれの私のお祝いをしてもらったから、次は4の月生まれのレインとティアのお祝い。
もちろん私からもプレゼントを用意している。
精霊様たちも、多幸の祈りを授けたレインとティアにプレゼントをって張り切っていたから、私監修で贈るものを用意した。
私の時のように、すごいものを渡して皆んなが無事でいられる保証がない。
そう伝えたら、私だからあそこまでしたが今回は軽めと言われた。
それならいいが、でも一応私監修だ。
まず王家から順番にレイン宛にプレゼントを渡していき、私たちは皆んなが渡し終えた後。
王家、カルティール家、ドルテナ家、アランバートン家、マギルシカ家、精霊様たち、そしてティアにも渡し終えた後で私たちが最後に渡していく。
日常で着る服や礼服、靴、カバンなどや、勉強道具、ポニーなんかもあった。
ポニーは、ジルおじ様が選んだ黒毛の種類で2歳になるオスらしい。
王族は3歳から剣と乗馬を習うからその前に慣れておいた方がいいということで、国王から贈るのが慣わしらしい。
ということは、王族は皆んな自分の馬がいるのだろうか……。
乗る前に、仲良くなっておくことは大事だからわかるけど、ポニーなんだ……。
「ブルージル:来年は本物の馬だよ」
ポニーに慣れてから、馬も贈られるんだ。
なんて一幕もあったり、大人たちからのプレゼントにびっくりしたりしていると、精霊様たちの番になった。
闇の精霊様がこちらにウインクすると、レインの前に歩み寄った。
『風:我らからも贈り物だ。これからも姫様と仲良くしてほしい』
「レインハルト:もちろんでしゅ」
レインの言葉を確認して、無の精霊様が亜空間から小包を取り出す。
『火・風・雷・氷・光:強くあれ』
『水・土・闇・時・無:清くあれ』
そう言い、レインに手渡す。
中は、色とりどりの鉱石が入っている。
精霊様たちが集めた自分の属性色の鉱石。
私が誕生日にもらったものと同じものだ。
それを1色1つ贈るのはどうか?と相談されたので、それなら大丈夫だろうとプレゼントが決まった。
レインには使い道がないかもしれないが、それなりの価値があるもの。
王族が持っていても問題なく、価値がつけられないようなとんでもないもの以外で考えた結果だ。
大きくなった時の装飾品に使ってもいいし、アクセサリーにしてもいい。
どんな使い方をするかは、レイン次第だ。
「エリック:貴重なものをありがとうございます」
「レインハルト:ありがとうごじゃいましゅ。大事にしましゅ!」
エリックおじ様が精霊様たちの前に跪き、レインもそれに倣って跪きお礼を言う。
『風:気にしなくて良い。姫様の大事な友なのだから、これからも姫様を1人の人間として見て接してくれればそれで良い』
他の精霊様たちも、風の精霊様の言葉に頷く。
「レインハルト:もちりょんでしゅ!」
レインの目は真剣だ。
レイン達と接してみてつくづく思う、1歳児ってこんなに理解力があるものなのだろうか……?
もっと自分のことで精一杯だし、物心もつく前のはずなのに……。
この言葉で片付けるのは、ちょっと癪だが私の影響なのだろうか?
それともこの世界の子どもの成長が早いのだろうか?




