表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/36

《11》

「いいから気にすんじゃないよ

来なさい」


目線が引くなった母に慣れないまま小走りで母に続いた


3階のドアの鍵を開けて

母は中に光を灯した


そこは言われていたままの物置きの様相


「この鍵であの木箱を開けてごらん」

「俺が?」

「お前じゃなきゃ開かないんだよ」


どこにでもあるような錆び付いた南京錠にどこにでもあるような鍵を差し込んだ


木箱の縁がバキバキと化け物の歯の形を成したかと思うと包まれていた黒い霧と共にスーっと化け物が空間に消えていった


「ミミックだよ

消えたからもう開けても平気さ」


開けてみたが何も無い


「手を入れてごらん」


箱の中に手を入れると手先が光る空間の中に消えて何かを掴んだ


光からこの世に来て初めて見る本だった


「ほら、どんどん出しな」


箱に手を入れては何かを掴み引っ張り出した

何度か引っ張り出すと探しても何も無い


「もうないかい?

取り出した物は今のお前に絶対に必要な物さ」


箱から出てきたものは・・・

明らかに旅支度の物だった


理解した

理解したが認めたくない現実だった


「行きなさい」

「嫌だ」

「行かなきゃ、ネ」


俺は知っている

家の外の稲光は夕立ちでも台風でも嵐でもない


攻撃なのだ!、と


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ