↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボーナスステージの異世界冒険録  作者: 椰子獅子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/198

第36話

グレタに渡してある念話の魔道具からの連絡があるまで住処で待機してる。

ユーとミーとエイスとフーローとライチ達は散歩に行った。

かくれんぼとか遊びながらの散歩。

ユー達に渡してある収納袋には沢山食事が入っているので俺が遅くなっても大丈夫だろう。

グレタに渡したのと同じ念話の魔道具を渡してあるので、何かあったら連絡があるし龍の森の恐竜達はユー達に馴染んでるので今更襲われる事もない。

刺客が入り込めるような生易しい場所ではないので森は安全な環境。


そろそろ自律心も芽生え始める頃だしユー達の自由時間を過ごしてもらう事にした。


俺はグレタからの念話連絡がきたのでジャリストンの領主の館入口前に転移。

変装してないから門番は既に敬礼してる。

門の内側に待機していた騎士が皆を待たせている場所まで案内してくれる。


執務室では狭いので応接室へと案内。


俺が部屋に入ると全員が立ち上がったので声をあげようとするグレタを手で制して先に挨拶する。

「やぁ、初めまして。私は龍の森の王で調停者(ハイエルフ)のホープラー。どうぞよろしく。」

「初めまして。私(わたくし)、リンタネンキュトラ共和国副大統領を務めています『エクトル・ソルデビラ』と申します。以後お見知りおきを。」

「では私の方も。リンタネンキュトラ共和国商務省長官『エミル・ツックマイヤー』と申します。今回の通商団の団長も務めさせていただいてます。よろしくお願いいたします。」


腰を90度まで曲げる凄いお辞儀を久しぶりに見たわ。

エミルは龍の森の木材や木製の製品がやっとリンタネンキュトラ共和国まで回ってくると喜んでいた。

正規のルートがなかったのでかなり高額になっていたようだ。


今回の件でデバッケルフラート教国が滅べば……両国は川と海で直接つながる。

アーリンドル王国からデバッケルフラート教国を通り海に出て直接船で運べるようになるので今までとはかなり近くなる。

海洋交易のノウハウはトルベッケトラース通商衛星国が受け持つ。


パシーがデバッケルフラート教国はよくもって半年だなと予想してた。

皆が共通する認識のようでその後を目処にと会話が進んでる。

三国同盟にとって目の上のたんこぶが消えて、交易が盛んになると喜びもひとしおらしい。


だからアーリンドル王国から繋がる川の河口に三国同盟で大きな港を含む街を作り、ここから世界に向けて龍の森の木材を輸出出来るようになる。


それは初耳だった。

挨拶も済んだし俺の出番は終わり。

最後の挨拶をして俺は退出。


応接室から直接、龍の森のユー達が遊んでいる近くに転移して帰った。


俺がきた気配を感じたモフモフ達とユーとミーが飛び付いてきたので倒れる。

もみくちゃになり寝っ転がったまま一緒に遊び出す。


俺は既にハイエルフになって10年以上の月日をこのジャスビレンドの世界的で過ごしてる。

しかし30年以上日本人としてた過ごしていたはずなのに、日本人としての感覚は失っている。


前回の草原の国の部族とのトラブルの時、日本人の時の感覚ならアリュカイオンを助けて治療して龍の森に帰して終わるだろう。

アリュカイオンを狩ろうと遊んでいた部族に魔法で脅すぐらいはしたかもしれん。


けど森のケジメとして部族の半数を抹殺する程の怒りはハイエルフ特有のものだろう。

龍王が言ってる

『ハイエルフと古龍は森の反撃システムに縛られている』

というのがこういう事なんだろうな。


しかも俺の場合は日本で住んでいた期間は輪廻転生の中で考えると極わずかだし、そこで迎えたのは過労死だ。

日本人としての感覚が全て正しいとは思えない。

それこそデバッケルフラート教国の教えに染まった国民と何ら変わらなく思えてしまう。

デバッケルフラート教国の全てが滅ぼされると知っても何も感じないハイエルフの考えに怖さも感じない。

もう全ての価値観が変わったのだろう。

7日を一週間とかそういう感覚はジャスビレンドにはない。

これは習慣か?

箸の使い方やご飯を食べたくなるとかそんな習慣の感覚はまだ残っていると言えるけど。


そんな事を脳の片隅で考えながら全力で遊んでる。

ユーとミーも最近は訓練と勉強ばかりだったので久しぶりにはしゃいで爆笑してる。

エイスは俺の身体に顔を擦り付けてきてる。

フーローは頭を撫でる手が止まると、もっと撫でて手を止めないでと前足で俺の手を引き寄せられる。

ライチはくるくると飛び回って遊び、飽きると寝っ転がる俺の胸の上で寛いでいる。

時々頭や身体を撫でると気持ち良さそうに目を閉じる。

スラリンは俺の周りでポヨンポヨンと飛び回ったり転がったり楽しそうだけど意味不明だ。

最後は俺の頭の下に自ら入り込んできた。

枕になりたかったのか。

スライムとの意志疎通は難問。

今回はわからなかったよ。

俺の言ってる事は理解してくれてるので、ちょっと一方的になってるんだよな反省。


そのままみんなで昼寝。

俺の腹の虫の鳴き声でみんなで飛び起きて笑った。

そういや俺はまだ昼飯食べてなかったわ。

皆は食べ終わってまったりしてたところに俺が帰ってきたんだと。


寝っ転がりスラリンに膨らんでもらって、上半身を起こしてもらいその体勢でハンバーガーを頬張る。

3個のハンバーガーを食べ終えた頃には皆は俺の身体を枕にして昼寝の真っ最中。


俺も食後でうとうとするのでそのまま昼寝した。


フーローに顔を舐められて起きる。

油断するとフーローは口の中まで舐めようとするので油断大敵。

跳ね起きた。

胸の上で寛いでいたライチが転がって下に落ちてクークーと抗議の声をあげた。

ライチを抱き上げてごめんごめんと撫でる。

ユーとミーは少し離れた所で無言で音をたてないように身体をゆっくりと動かし、まるで演舞をしてるかのようにそれぞれのの武器を動かしている。

地球の太極拳のように決められた型を動いてる。

ロングソードや薙刀は重さのある武器なのでつらそうだけど、ゆっくり動かす事で身体と武器と足運びなどをチェックしている。

型が終わるまでモフモフして待つ。

何か違っていたら注意する必要があるのでモフモフしながらも双子の動きは見逃さない。

注意点はなかったので双子の頭を撫でて褒める。

以前注意した事も改善されていたので一緒に褒めた。


それからぞろぞろと遊びながら散歩する。

ユーとミーはエイスとフーローの上に乗ったりして遊ぶ。

スラリンは定位置のウエストポーチの中で時々プルプルしてる。

ウエストポーチをポンポンと優しく叩くとプルプルがしばらく続く。

ライチは俺の左肩に乗って俺の左耳ら辺に頭を擦り付けて満足そうにしてる。


龍の森の住処の近くなので一本一本の木が大きくて密集してないから、走り回るスペースは十分にある。

肉食恐竜達や草食恐竜達は俺達の姿を見てもあまり反応しない。

恐竜が走ってきた時に避けるぐらい。

一瞬チラッと見て戻るだけ。

今は双子やエイス達も恐竜にじゃれついたりしないのでこんな反応になった。


こんな恐竜達も龍の森を出ると軍隊が緊急出動するレベルの大騒ぎになる。

草食恐竜ですら絶対的強者になる。

あまり反応しなくなった恐竜達の横を通って住処に歩いて帰った。


住処の結界の外は雨が降り始めた。

ザーザーと本格的に降ってきてる。

結界に振り込む雨は転送魔法でスライム池の水の循環に使われたり結界内の木の根っこ付近の土に直接送られる。


晩御飯は肉の塊を焼いてから輪切りにして食べるステーキ。

塩釜焼きにしてみた。

塩釜で固める前に擦り込んだハーブが焼けた塩釜を割った時にふんわりと香り美味しく出来上がった。

ステーキソースは別皿に分けて味の変化を楽しむ。

今度は塩釜で魚をやってみよう。

作者からのお願いです。


少しでもこの作品を面白いと思っていただけたら↓の好評価とブックマークの登録をお願いいたします。


皆様の応援が作者の励みになります。

是非ともよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。