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ハーレム崩壊、十二年後  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
最終章 そして勇者の最終結論、この選択は決して、後悔はしない……はず。

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第227話 最初の脱落は まさか、そんな相談をしていたとは容赦ない

「え、えっ、ええええええええ?!?!?!」


 旧ハーレムが、新ハーレムが、魔物ハーレムが、

 開始の合図と同時に、一斉に子供ハーレムを襲った!

 驚きの声を上げたルキアに、見事なコンビネーションで……!!


「そこまで! ルキア、マンヌ、退場!!」


 若き聖女まで一緒に!

 いやほんと容赦ないな、

 一旦落ち着く新旧魔物ハーレムの光魔法担当三人、いや。


「ふう、これで安心して戦えるわ」

「でも、共闘はここまでですからね」

「さあ、ここからは人対私達、魔の者の戦いでも良いわよ?」


 ……アリナ、ヨラン、アストの話からすると、

 おそらく事前に打ち合わせ済みということだったのか、

 うん、これは仕方ない、こういうルール、そういう戦いの場だから。


「ラスロ、どういうことだ」

「陛下、おそらく単体でルキアはトップクラスに強い、

 更にマンヌと組まれたらある意味、あの二人で無双状態になるでしょう」


 残念ながらそれは事実だ、

 俺だってあのふたりが組んで本気で来たら……

 相乗効果は計り知れないし、何をしてくるか底が見えない。


(だからこそ、開始と同時に……)


 経験が浅いであろう、

 子供ハーレム相手に本当に容赦がないな。


「難敵を、皆で最初に潰したという訳か」

「しかも一斉にですからね、状況の把握が追いつく前に」

「恐ろしいよのう」「それだけ、本気の戦いなのでしょう」


 そして残った子供ハーレムのふたり。


「ララル、お母さんと戦いましょう」

「アイン、ママとハミィと一緒に」「合体魔法ですねぇ」

「えっ」「ええっ」「さあ」「さあサァ」「でも」「どうしよう」


 戸惑っている二人にリムリアとカミラが!


「危ない!」「させませぇン!」


 襲われたのを助けた母ふたり、

 やっぱり親子か、ここは損得勘定なしだな。


「私の後ろへ」

「ハミィの隣にィ」

「は、はい」「わかりました……」


 そして構図は、

 やはり魔物四体VS人間十人に。


(これでやっと、互角と言えるかも)


 負けたマンヌとルキアが、

 メインスタンドの敗者待機席にやってきた。


「勇者ラスロ様、あれはアリなのですか?」

「無念です、一対一なら負けないはずだったのに」

「まあルール上、仕方が無い……まだ二人、残っている」


 そう、最終的にララルかアインが残っている可能性もゼロじゃない、

 限りなくゼロに近いと思うが……やはりアストとナルガの巨体は凄いな。


(敵として、魔王としてあの二人が組んで攻めてきたら、もうこの国は終わりだろう)


 本当にそんな事になったら、

 その時こそ、俺が生贄にならないといけないかもな、

 まあアリナやミオスが何とかしてくれるだろうが、これはその予行練習か。


「人間ってこんなに弱かったかしら?」

「斬れない剣でも、容赦しないわさっ!」

「大丈夫だ、ひとつひとつ潰して行け」「私は背後を狙います!」


 なんだかんだ言ってヨランとロズリもコンビネーションを、

 新ハーレムに関しては魔界で魔物相手のフォーメーションをきっちり叩き込んだ、

 それを俺不在で、旧ハーレムとやっているのか、だが魔物ハーレムも動きは承知の上だ。


「ふふ、背後を取るなら上からよ」

「人間って昼でも見えてないのね」


 後ろに回り込んだロズリの背後にリムリアとカミラが!

 そして左右へ別れて挟み撃ちに、と思ったらアリナとミオスが光魔法で防ぐ!


「そこよ!!」


 弓矢を連射するエミリ、

 更にはララルも、ナタリも投げ玉を!!


「あらら、ふふ、避けるのは得意よ」

「空中でサキュバスやヴァンパイアに勝てると思って?」


 余裕だがスタンドまで飛ぶと反則負けになるぞっと。


(やべえ、見ていて面白い)


 一般客も大喜び、

 いやこれ入場料取れたな。


(なんて言ってないでだな……)


 さあ、次に破れるのは誰か、

 こっから先は持久戦も視野に入る、

 最後まで魔物対人間になるのか、それとも……?!


「ラスロよ」「はい陛下」

「あの魔物達は、間違いなく味方で良いのだな?」

「何を今更」「正直、見ていて怖くなってきた」「……実は、俺もちょっと」


 そして戦いは、

 思わぬ敗者から動き始めた。

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