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幸せを願う  作者: 凜斗
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2/4

に

いちの改稿ですが名前にふりがなふっただけで、内容は一切いじってありません。

ふと視線を感じた。


そんなことを気にしていたら埒が明かない。


でも今日は、第六感が働いたような気がして、視線の主を探さなきゃって、どうしてか思った。


別れを切り出したものの、それを受け入れてもらったものの、なんでそんな簡単に受け入れるんだって、逆ギレすることなんて出来ずに、あいつは隣から消えて、ちゃんと寝られない日が増えた。


寝不足なのは、あいつが隣にいなくて不安になるせい。


時々二度寝をするのは、夢にあいつが出てくるせい。もう1度寝たら続きが見れるんじゃないかって、あほみたいに女々しいこと考えるから。


どうして別れを切り出したのかなんて聞かれても正直返事には困る。


嫌いになったわけじゃない。寧ろまだ未練たらたらでどうしようもない。


だからもしかしたら、もしかしたらこの視線の先にあいつがいるかもしれないって期待して、落胆して、だったら視線を気にしなきゃいいのに、そうすることもできなくて、勝手に傷つく。




そして今日もいないって分かってるのにあいつがいるんじゃないかって思って、視線を感じた方を向いて、

あぁ俺はまだ夢の中にいるのかもしれない。




「尚...」




あいつが、いる。


尚!って、呼んで、駆け寄って、そうする前に理性がストップをかけた。別れを切り出した俺に、そんなことをする資格はない。


冷静に見れば、あいつは画面を見つめて心配そうな表情を浮かべていて、もうきっと俺の事なんてふっきって次に進んでるんじゃないかって、そう思った。


だから、声なんてかけれなかった。


俺の入る隙間なんて、そんなものはきっとないから。期待しちゃいけない。




あいつは俺から離れた方が幸せだって思ったから。


俺を中心に回して、いや、俺以外どうだっていいって世界を狭めて。それで自分の立場が悪くなっても、それでいいって。


いいわけねぇって怒ってもただ笑うだけで


あいつにとってマイナスでしかないから、だから離れる。なんてガラにもない事考えて、だからもう関わっちゃいけない。


そう、関わっちゃいけないんだ。

あと2話分くらいは鬱々する予定です。

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