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浮気されて失望の果てに自殺をしたら高校時代の浮気した奴と付き合う前に戻っていた。なんというかもう浮気は御免なので関わらずに...?  作者:
第一章

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13/14

13、進むべき道は

それから授業を受けてから休み時間に入った時。

スマホが鳴った。

俺はスマホを観る。

そこにはメッセージが来ていた。


(昨日はありがとう)


その様に吉鶴からメッセージが。

俺はスマホの画面をタップしてから文章を打つ。

それから(ああ。気にするな。死ななかっただけ偉いわ)と書く。

そして送信した。

するとメッセージが入った。


(死ななかっただけでも偉いのかな)

(偉いよ。俺はそう思う。だけど後はお前が頑張るしかない)

(だろうね。記憶が曖昧だけど)

(曖昧であってもお前はお前だからな)


それから俺は溜息を吐く。

そうしていると「よ」と声がした。

俺は顔をゆっくり上げる。

そこにクラスメイトの江本卓えもとすぐるが居た。


「江本。どうした」

「いや。彼女さんとメッセージか?」

「いや。そういう訳じゃないだが」

「そうか」


江本卓はクラス委員だ。

要はクラスを束ねている存在だ。

江本は俺を見ながらくすっと笑う。

何というかこのシャイな性格な感じの江本と話すのは初めてかもしれない。

前世でも無かった気がする。


「なんか最近、お前が楽しそうだなって思ってな」

「俺か?...まあ確かに楽しいのかもしれないし。そうでもないのかもしれないな」

「そう謙遜するなよ。楽しそうに見えるぞ」

「そうか」


それから江本は俺の目の前の他の奴の椅子に座る。

「元からお前と話をしてみたかったんだよな」と言いながら。

俺は「俺なんかとか?」と聞く。

江本は「ああ」と頷いた。


「なんせ美少女を次々に落としているって噂で」

「訂正してくれ」

「ハハハ。まあそれは冗談だがな」

「冗談でも後味悪いわ」

「ハハハ」


そして江本は天井を見上げる。

それから「俺さ」と言った。

俺は「?」を浮かべて江本を見る。


「お前の知り合いの吉鶴さんが好きなんだ」

「マジか」

「マジだ。それでお前が羨ましくてな」

「いや、まあその」


回答に迷う。

正直、吉鶴を好きとなってもな。

アイツは10年後に浮気する。

なら、どうするか。


「江本。俺はお勧めしない」

「それはどうしてだ?」

「いや。その。彼女を批判している訳でもお前の意見を捻じ曲げようとしている訳でもない。だがお勧めはしない」

「そうか?もしかしてお前は彼女に惚れているのか?」

「アホ言え。俺には彼女が居るから。ただその」


駄目だな。

答えが出ない。

俺は考えた末に「すまん。忘れてくれ。それでお前はどうしたいんだ」と江本にそのまま聞く。

すると江本は「ああ。いや。どうしろって訳でもない。ただ彼女は彼氏とか居るのかなって」と言う。

俺は悩む。


「いや。居ないな。だが、うーん」

「よっぽど大切なんだな。吉鶴さんが」

「そうだな。まあそうだ」


答えが出ない。

だが正直、今告白したところで吉鶴は「今は駄目」と言うかもしれない。

そして前世、即ち過去を思い出している。

この状況では。


「...江本」

「何だ?」

「協力はするが鉄壁だぞあの女は」

「だろうな。それは分かっているよ」

「そうか。なら良いが。思った以上に難しいかもだぞ」


その言葉に江本は「そうだな。何というか人に惚れたのも人生で初めてなんだ」と言いながら俺に苦笑する。

俺は「そうか」と返事をしながら顎を撫でた。

そうしていると「でも先ずは」と江本が言った。


「お前と友人になりたくてな」

「俺と?」

「そうだな。是非とも」

「俺とねぇ。でも俺は友人になる価値あるかな?」

「あるよ。そう卑下すんなよ。魅力があるぜ」

「俺はそういう趣味は無い」


苦笑する俺。

すると江本は「まあそれは置いておいても。吉鶴さんに告白出来る様に協力してくれないか」と言ってくる。

俺は頭を下げる江本を見ながら更に困惑する。

困った。

だがクラスメイトの頼みだよなぁ。



そして俺は江本に協力する事になった。

その事を結奈に伝えると「えー」となっていた。

困惑している。

だよなぁ。


「とにかく参った」

「私はお勧めしません」

「そうだな」


そんな会話をしながら俺達は昼飯を食べていた。

結奈は眉を顰めて「私はその計画は無謀だと思います」と言った。

俺は「だがこの世界の江本は前世の事を知らないんだ」と話す。

結奈は「しかし」と言いながら俺を見る。


「私はあの女の素性を知っていますから」

「だよなぁ」


そして俺は困惑する。

そうして悩んでいるとスマホが鳴った。

吉鶴からだった。

(保健室でご飯を食べている)と書いていた。


「吉鶴は保健室でご飯を食べているそうだ」

「そうなんですか?調子が悪いのですか?」

「分からんな」

「まあでもそれが一番安全かもな」

「そうですね」


それから俺達はご飯を食べる。

すると途中で結奈が俺を見てきた。

「私はどんなに反省しても彼女が前世で浮気した事は拭えません」と言う。

俺は「だな」と話しながら溜息を吐く。


「これで良いんですか?」

「とにかく今は見守る事しか出来ないから」


俺はそう答えながら弁当箱を見る。

それから箸でゆっくり食材を掴みながら食べる。

しかし江本が吉鶴を好きとは困ったもんだ。。

どうしたもんかね。

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