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相談の結果

「で、私が雑念を払うべく仕事に打ち込んでいる時に、アオイはそのフォレスティアとかいうエルフと良い仲になったと…。そしてその娘とも婚約に類似するようなことになったと言いたいのだな。あれだな俗にいう親子なんとかというやつだな。」


 リンはジトッとした視線で僕を見る。いや、なにを聞いたらそういう風になるんでしょうかね?


「追いかけられる悪夢をみたら、その靄っぽい相手に触られた髪の毛の一部が銀髪になってたと。」


 そこはまぁ、だいたいあってます。


「ふむ、とりあえずそのカージャとかいうドラゴン両性類の件は黙っておいた方がいいだろう。それとその親のエルフの話もだな。竜殺しの英雄が、実は捏造だったとわかるとめんどくさい事になりそうだ。しかし、真実は小説より奇なりだな、まさか竜の性別が変えられるとは。」


 喰らいつくところはそこなんだね…。もっとこう、気にするところとかあるでしょうに。


「まぁ、冗談はこれくらいにして、問題点は2つだな。問題の1つ目は精霊力か。おそらくその体が関係しているんだろう。我々は例外なくここに来た時、現実世界の身体能力しか持ち合わせていない。もちろん魔力なんてない。これは以前に説明したので覚えているだろう」


 僕は頷く。


「当然、アオイも現実世界と同じならば魔力はない、ましてや精霊力も持ち合わせていないはず。なのに精霊力があるという。ならば、その体が精霊力を持っていたというのが考えられる。やはり謎だな。アオイがどうしてそうなったのか。女体化なのか、はたまた憑依なのか。まぁ現状では、その女性の器にアオイの魂が入ったという憑依説が最有力だな。じゃないとその精霊力が説明つかん。」


 なんか一人で納得してしまってるんですけど…。


「2つ目はその悪夢だな。追いかけられる夢というのは聞いたことがあるが、夢の内容でそうなるというのは聞いたことがない。」


 そういいながらリンは僕の銀髪を触ってくる。


「その靄みたいなのが『ミツケタ』と言ったんだな…。そして当然、アオイには心当たりがない…と?」


 僕はコクコクと頷く。そんな執着されるような相手に心当たりはない。


「ならば、やはりその体が原因なんじゃないか?その体から、アオイに弾き出された本当の持ち主が悪霊になり体を求めて彷徨い、やっとその体を見つけたために取り戻すべくチョッカイをかけてきたとも考えられるよな。」


 なんかオカルト方面に話が飛んでしまってますよ?でも、なんか子の体に異常な執着心がある感じはしたしなぁ。案外、リンの言ってることが近かったりして?


「念の為、クリフと村長に相談した方がいいだろう。彼らならいい知恵を授けてくれるだろう。場合によってはそのエルフにもだな。長寿のエルフならば色々と知恵をだしてくれるだろうよ。」


 クリフさんと村長かぁ…。ところで、なんでフォレスティアさんのことになるとそんなに刺々しくなるの?

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