表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/80

コップの水

「とにかく私としては、その体の身体能力を把握して、それから技能を教えてもらうことを推奨する。」


 そう締めくくると、リンは喋り疲れたのか水をゆっくりと飲み干していく。水を飲むリンを見ていたら、僕も水が飲みたくなった。水差しを傾け、コップに注ごうとするが水はでてこなかった。


「すまない、私が全部飲んでしまったようだ。下で冷えた水をもらってくるとしよう。葵は、まだ横になっているといい。」


 そういうとリンは部屋を出て行った。


 僕はそのままペッドで横になる。1日も経ってないのにいろんなことがあったなぁ。しかし、これからどうしようか。この体もよくわかってないし、リンの言う通り技能を教えてもらうとこからはじめるしかないか。

そんなことを考えてたら、さっき飲みそこなった水が無性に欲しくなってきた。リン早くもってきてくれないかな。ゲームなら魔法で水をつくりだせたのになぁ。


 テーブルの上にある空の水差しが目に付く。これ持っていかなくてよかったのかな。持って行ったがいいのかな。早く水が飲みたいし持って行こうか。


 ベッドから降りて、僕は水差しを持った。なんかヒンヤリしてるなぁ。中に入っていた水が冷たかったみたいだ。上から水差しを覗き込んでいたら思い出した。ミニスカチャイナ服・・・これで出歩くなんてはずかしすぎる・・・。とりあえず、おとなしく待っていることにする。


 リンはなかなか戻ってこない。ちょっと暇。手持ち無沙汰になってしまった。手に持ったままだった水差しを見ながら、ちょっと試してみることにする。


『クリエイトウォーター』


 ゲームでの水を作り出すスキルを言ってみた。そして、じっと水差しを見つめる。


 すると水差しの中に水が・・・。






 なんてことはありませんでした。期待はしてなかったけど、やっぱり使えませんでした。


「葵、入るぞ。」


 そう言ってリンは部屋に戻ってきた。


「水差しを持って何をしているんだ?ほら、コップを持て。」


 リンはコップを僕に渡し、僕が受け取ると持ってきた水差しで水を注いでくれた。僕は注ぎ終わったコップに口をつけた。冷えた水がおいしい。水が胃に染み渡ると「くぅーー」とお腹がなる。考えたら何も食べてない気がする。


「なかなか可愛らしい腹の虫だな。下に食べるものを用意してもらってあるからいこうか」


 恥ずかしい目にあうのも何回目だろうか・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ