続リンさんの説明の巻
あー、うん、そういうとこね。そりゃ成長するんだもの、生理もあるよね。
「あと必ずではないが、やることやれば当然その結果もでる。」
はぃ?やること?結果?意味が分からない。
「意味がわからないんだけど、ちゃんと説明してくれない?」
僕は、頭の上にハテナマークを浮かべながら、リンに説明を求めた。
「くっ・・・、葵は私の口からそんなに言わしたいのか。・・・いいだろう、ならば言ってやろう。やることとは性交渉、結果とは子供のことだ。つまり性交渉をすれば子供ができるということだ。分かったか、これで満足か?」
なるほど、正直スマンかった・・・。
「ってことは考えるのもいやだけど、やられちゃったら僕が妊娠する可能性があるってことか。」
真っ赤になりながらリンは頷く。めちゃくちゃ大事なことだった・・・聞きたくなかったけど。男の僕が出産の可能性があるとか、冗談だといってほしい・・・。
「本当なんだ。現にこちらで結婚し出産した者もいるぞ。彼らは現実世界でも恋人同士だったらしい。」
いるのね。
「ただ盗賊などは別だ。犯罪者には倫理観もないからな。そこだけは注意すべきだ。そこ以外は概ね安心していい。なぜなら、この国は強姦に対して恐ろしいほど厳しいんだ。」
「厳しいっていかほど?」
「奴隷に落とされ鉱山送り・・・、しかもアレも落とされるらしい。すくなくとも男性としては死刑だな。」
うわぁ・・・。思わず股間を手で押さえてしまった。
「おかげで、そんな愚劣な行為をする輩はほとんどいないと言っていい。望まれない生命に対する代償らしい。」
犯罪ダメ絶対・・・。
「ちなみに娼館は国の認可制であるぞ。詳しく聞きたいなら村長かクリフに聞くといい。と、この話はここまでにしよう。とにかく『犯罪者には近づくな』だ、わかったな。」
僕はぶんぶんと首を縦に振る。
「理解してくれて何より。葵の出産には立ち会いたくないのでな。さて、次はシステムのほうだが・・・。まずメニューがでてこない、つまりログアウトもできないし、運営にコールもできない。おそらくはシステム自体が生きていない。」
それは、押すものがないのだから当然だよね。念のため、システムメニューを呼び出す動作をするがなにも起こらない。そっかー、システムが死んでるのか・・・。
「つまりインベントリも使用不可ってこどだ。」
なんですと?




