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【終章完結】神谷神奈と不思議な世界  作者: 彼方
?章 神谷神奈と番外編 
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神谷神奈と荒れる星喰 中編


 神奈と星騎士団は向かい合い、鋭い視線をぶつける。


「抵抗するつもりか?」


「当たり前だろ。黙って地球人滅ぼされるわけにはいかないんでね。穏便に済ませたかったけど、お前等が攻撃してくるなら地球から追い出すぞ」


「愚かだな、我々星騎士団に勝てると思うな。総員戦闘準備!」


 星騎士団六名が魔力を纏い、風が吹き荒れる。


「〈ルカハ〉」


 参考までに神奈は彼等の戦闘能力値を知ろうと思った。

 本当に自分に対処出来る敵かどうか確かめるためだ。


 ドットリネル

 戦闘能力値 3400


 フレースシャトル

 戦闘能力値 3100


 アトラスコース

 戦闘能力値 2500


 ネイロブレス

 戦闘能力値 2700


 マイブッケン

 戦闘能力値 2800


 モレキュオール

 戦闘能力値 3000


「……えっ? 弱っ」


 結果、余裕で制圧出来ることが判明した。

 宇宙の平和を守る組織にしては戦闘能力値が低すぎる。彼等ではグラヴィーにすら勝てない。せめて神奈と互角に戦える程度の戦闘力がなければ宇宙の平和は守れないだろう。


「何? 我々が弱いだと?」


「うん弱い。お前等、本当に宇宙の平和守れてんのか?」


「ふっ、我々の力を思い知らさてやろう。総員かかれ!」


 星騎士団が襲いかかった瞬間、神奈が全員死なない程度に殴り飛ばす。

 草の上に転がった星騎士団はもう立ち上がれない。


「……バカな、我々の力を遥かに、上回っている」


「力の差を理解したなら帰れよ」


「まだだ……総員、アレを飲め」


 ドットリネルの言葉に応じて星騎士団全員が隊服から小瓶を取り出す。

 小瓶にはキラキラと光る透明な液体が入っていた。

 星騎士団の六人は小瓶の蓋を開けて、中身を飲み干す。


 彼等の変化はすぐに訪れた。

 真っ白な肌に黒い血管が浮き出て、魔力量が跳ね上がる。

 ダメージが完全回復したのか彼等は平然と立ち上がった。


「うーん、嫌な予感。〈ルカハ〉」

 

 ドットリネル

 戦闘能力値 340000


 フレースシャトル

 戦闘能力値 310000


 アトラスコース

 戦闘能力値 250000


 ネイロブレス

 戦闘能力値 270000


 マイブッケン

 戦闘能力値 280000


 モレキュオール

 戦闘能力値 300000


「雑にパワーアップした!」


 なんと星騎士団の戦闘力が百倍に上昇していた。


「行くぞおおおおおおお!」

「「「「「おお!」」」」」


 星騎士団の六人が神奈へと襲いかかる。

 先程までとは比べ物にならないパワーとスピードだ。一人一人は神奈に遠く及ばないが、六人同時に襲われると厄介である。彼等の攻撃を捌くので精一杯になり反撃出来ない。


「これこそ我等星騎士団の力!」


「ドーピングの力だろ! 恥を知れよ正義の組織!」


「何をしても勝てばよかろうなのだあ!」


「悪役の台詞!」


 攻撃を捌き続ける神奈は、遠くから近付いて来る高エネルギー反応を魔力で感知する。星騎士団の者達は全く気付いていない。


 高速で近付く二つの高エネルギー反応。

 その内の一つは神奈のよく知る魔力の質だ。

 味方と確信した神奈は微かに笑みを浮かべる。


「団長! あちらから何か接近してきます!」


 星騎士団の一人、フレースシャトルが二つの人影を捉えた。


「何!? あちらとはどこだ!?」


「あっちです! 俺が見ている方角!」


 星騎士団は一旦神奈への攻撃を止めて離れ、右を見る。

 高い魔力を持つ二人が草原の上に降り立つ。

 一人は神奈の友達である黒髪の女性、神野(かみの)神音(かのん)

 もう一人は青と緑二色の髪と目を持つ少女。


(なんだあの子……今まで会った誰よりも、高密度の魔力!?)


 味方のはずの少女に神奈は戦慄する。

 もし自分が攻撃されたらデコピンでも体が消し飛ぶと理解してしまった。見た目は可愛い少女なのに、見ただけで冷や汗が止まらない。

 それは星騎士団も同じ……ではなかった。


「何者だお前達は! それ以上近付けば即始末するぞ!」


「アスアン」


「うん」


 神音が名を呼ぶと少女が右手をドットリネルに向ける。

 瞬間、ドットリネルは「ぷぎょ!?」と変な声を漏らし、両手両足を縛られたような体勢になった。バランスを崩した彼は無様に地面へと倒れ伏す。


「団長!?」

「貴様! 団長に何をした!」


 怒りの形相で星騎士団の者達がアスアンを睨む。

 睨まれたアスアンはといえば困った表情で神音を見る。


「弱そうだけど、アレも?」


「とりあえず全員捕縛しておこう。神谷は除いてね」


「分かった」


 アスアンが右手を星騎士団に向ける。


「きゃっ!?」


 アトラスコース。


「ぬおっ!?」


 ネイロブレス。


「ずべっ!?」


 マイブッケン。


「……糞」


 モレキュオール。


「ひいっ」


 順番に見えない何かで拘束される仲間を見てフレースシャトルは恐怖した。そして、自分が拘束される寸前に銃を取り出し、真上に発砲した。


 赤い信号弾だ。上空に飛んだ弾から赤が広がる。

 空に数秒だけ存在し、溶けて消えた赤を神音は眺めていた。


「しまった……何かされたな」


「ごめんなさい」


「アスアンは悪くない。速やかな拘束だったよ」


 神音はアスアンと呼ぶ少女と共に神奈のもとへ歩いて来る。


「やあ神谷、無事なようだね」


「……あ、ああ。ドーピングしても個々の力は私よりも下だったし。それよりもその子……何者だ? 信じられない量と質の魔力を持ってるの、私でも分かるぞ」


 敵を拘束しても神奈の緊張は解けない。

 寧ろアスアン登場のせいで緊張が強くなった。


「アスアン、自己紹介を」


「私はアスアン。地球の核」


「地球の核? どういう意味?」


「つまりね、彼女は地球そのものなんだよ。私が地球の守護者として究極魔法で生み出したのさ。彼女が生きている限り地球は不滅。厄介な敵も感知して倒してくれる。今回もそこの白い宇宙人の敵意を感知して駆けつけたんだ」


「とりあえず、味方ってわけだな!」


 何を言っているのかよく分からず神奈は理解を放棄した。

 アスアンが味方なら、もう神奈の出番はないかもしれない。どんな敵も彼女が倒してくれると確信出来る。


「さて、説明は終わりだ。次に説明するのは君達だよ」


 神音が星騎士団を見下ろしながら告げる。


「我々が? 何を説明しろと?」


「さっきの赤い信号弾。何の合図だい? 話さなければ始末するよ」


「神音! 何か上から、上から怖いのが来る!」


 突然アスアンが焦った顔で叫ぶ。


「何?」

「上?」


 神音と神奈が空を見上げると、白い点が見えた。

 星……ではない。徐々に近付くにつれて大きくなっていく。

 太陽に並ぶ大きさにもなれば細かい部分まで見えてくる。ミミズのような体で単眼の生物だった。先端の巨大な顔は裂けていて、鋭い牙が口内で伸びている。


「なんじゃありゃああああああああああ!」


「おい、何だアレは! まさかさっきの信号弾で!?」


 遥か遠くからミミズのような単眼の怪物が迫る。

 大きくなった体は地球に匹敵……否、それ以上。

 突進されただけでも地球は滅びかねない。


「お前達はもう終わりだ」


 見えない何かに縛られたままのドットリネルが呟く。


「俺達を解放しろ。さもなければ、アレが地球を飲み込む」


「「ち、地球を飲む!?」」


「アレは星喰(せいじき)。又の名を星喰(ほしは)み。宇宙で惑星を食べ回る化物さ。止まる合図の信号弾を俺達が撃たなければ、星喰が地球を飲んでお前達は滅ぶ」


 実にバカげた話だ。しかし、実際に化物が地球の真上で待機している。地球を丸呑み出来るような体躯の化物が、口を少しずつ開いている。


「……選択肢はないか。君達、拘束を解く代わりに星喰を止める信号弾を撃ってもらうぞ。アスアン、こいつらの拘束を解け」


「分かった」


 アスアンが右手を星騎士団に翳すと拘束が解けた。

 星騎士団の六人は立ち上がり、服に着いた汚れを払い落とす。


 先程のパワーアップは一時的なものらしく、既に彼等の強さは戻っていた。彼等が抵抗したところで万が一の勝機もない。


「では、信号弾を撃とう」


 ドットリネルが懐から銃を取り出して、真下に撃つ。

 地面への衝突と同時に弾が弾け飛び、白煙が勢いよく広がる。

 どう見ても信号弾ではない。逃走の準備だ。


「煙幕!?」

「つまらない真似を。神谷、アスアン、奴等の捕縛を手伝ってくれ」


 星騎士団の六人が煙に隠れて逃げ出す。

 残念ながら、魔力を感知出来る神奈達に煙幕は無意味。


 神奈はアトラスコースとネイロブレス、アスアンはマイブッケンとモレキュオール、神音はフレースシャトルとドットリネルを両手で掴まえた。

 白煙は何の役にも立たず消えていく。


「さっさと信号弾を撃て。仲間を殺されたいのかい?」


「わ、分かった。従おう」


 ドットリネルは神音の脅しに屈する。


「団長!?」


「許せお前達。お前達を失うわけにはいかないのだ」


「……団長、謝らないでくださいよ」


「そんな仲間思いの団長だから私達は付いて行けるんです」


 ドットリネル以外の団員が頷く。


「お前達……ふっ、良い部下を持ったな俺は」


「おい早く撃てよ」


 今は安っぽい人間ドラマなど求めていない。

 真上に待機する星喰が地球を飲む前にさっさと退散させてほしい。地球が飲まれたら自分も死ぬというのにドットリネル達は呑気なものだ。彼等には妙に余裕がある。


「あれっ、おい神音! 上を見ろ!」


「上? なっ!?」


 星喰が口を大きく開けて、近付いて来ていた。

 捕食者の瞳だ。もう何をしても止まらない。


「お前達、本当に、本当にありがとううう!」


「早く信号弾を撃てええええええええええ!」


「喧しいな。今から……」


 太陽の光が星喰に遮られ、地球が影に覆われていく。

 巨大な口が迫る。牙と舌が地球を通り過ぎる。


「あっ」


 ――バクリッ。

 信号弾は間に合わず、地球は星喰に飲まれてしまった。

 噛み砕かれなかったのは不幸中の幸いだ。

 幸いと言っても、このままでは胃液に溶かされて消滅するのだが。


「アスアン!」

「えいっ!」


 地球に透明なバリアが張られて、光が戻る。

 星喰の体内だというのに太陽光に照らされた。

 一瞬で枯渇したはずの酸素も復活していた。


 飲まれて暗くなったり元に戻ったり、わけの分からない展開続きで神奈の頭は大混乱中である。あまりに現実離れしているので夢かとも思ってしまう。


「どうなってんだ……?」


「アスアンが地球の通常状態を再現した。偽りの光だけどね」


「へえー」


 やはり難しいので神奈は理解を諦めた。

 とりあえず地球は大丈夫だと雑に納得する。


 昼と変わらない明るさだが、空には太陽も月も浮かんでいない。代わりに見えるのは星喰の胃壁と思われる天井。星喰を倒すか、体内から脱出するかしなければ、二度と元の空は戻らないだろう。


「ばっ、バカな……何をしているんだ星喰は! 俺達ごと食うなんて!」


「お前等が早く信号弾を撃たないからだろうが!」


 星騎士団が対処していれば、初めから地球が飲まれることもなかったのだ。バカなと言いたいのは神奈達の方である。


「違う! いつもなら我々が宇宙船に戻るまで惑星を飲まないんだ。嘘なんだよ、星喰を止める信号弾があるってのは! 我々星騎士団があの危険生物を懐かせて管理し、宇宙に不要な惑星を餌として食べさせていたのに……なぜ我々を裏切ったのだ! 星喰よ!」


「……ふーん。止める信号弾があるのは嘘」


「…………あっ。いや、それは」


 ドットリネルの全身から汗が噴き出る。

 焦ってうっかり口を滑らせてしまったのだ。

 彼を見下ろす神奈と神音の目が鋭くなる。


「騙そうとしてたのかあ。こいつらどうする神音」


「罰は必要だね。まあ、それは星喰とやらをどうにかしてから考えよう」


「どうにか? まさか倒すつもりか!? 不可能だ。星喰は惑星のエネルギーを食らい続け、途轍もない力を得ているんだぞ! 人類が討てる存在ではない!」


 不可能とドットリネルが思うのも無理はない。

 惑星を食事にしているだけあって、星喰はアスアンよりも遥かに魔力が多い。神奈達だけで勝つのは不可能だろう。


「星喰の唾を飲んだだけで我々が百倍強くなったんだぞ!」


「えっ、団長あれ唾だったんですか!?」

「うーん、気分が悪くなったような」

「見損ないました団長」


「……信頼、あっという間に消えたな」


 ドットリネルの部下は自分が飲んでいた物の正体も知らず、中には嫌悪感から口に指を突っ込み吐き戻そうとする者まで居た。唾は汚いので神奈も彼等の気持ちは分かる。


「アスアン、私が言った名前の人間をここに呼んでくれ。斎藤凪斗、ゴッデスの二人だ。彼等の力を借りれば星喰を打ち倒せるだろう」


「分かった」


 アスアンは簡単に了承した。

 地球の核であり、地球そのものである彼女は、地球内の生命を感知することが出来る。感知した物の情報も調べられる。さらに、地球内に限ってあらゆる物を転移させられる。正に地球の守護者に相応しいチート性能。


 彼女の力により、二人の男性が唐突に神奈達の前に現れた。


「えっ、どこここ!?」


 大きな魔導書を持つ狐色髪の男性、斎藤凪斗。


「転移ですか。加護で防げないとは驚きましたね」


 聖職者のような白を基調としたローブ。首には金のネックレス。聖書を手に持った男性、ゴッデス・GGGGG・クレストリア。


 急に転移させられた二人は驚愕して周囲を見渡す。神奈達を見つけた二人は自分を転移させたのが神奈達だと確信し、説明を求めて視線を向ける。


「神谷さん、神音! どういう状況!?」


「私を呼んだのはあなた達ですね? 余程の緊急事態ですか? もしや、先程世界中が暗闇に包まれたことや空の変化に関係が?」


「実は――」


 神奈が星騎士団登場からの流れを詳しく説明する。

 星喰の話を聞いた斎藤とゴッデスは驚きが止まらない。


「わ、惑星を食べる怪物……」


「俄には信じ難いですが、あなた達が言うなら真実なのでしょう。それで、私にその怪物を滅せよと言うのですね?」


 神音が「ああ」と答える。


「ゴッデス、君には地球の外へ行って星喰へ攻撃してほしい。私と斎藤も究極魔法で攻撃する。おそらく、星喰へダメージを与えるのは私達にしか出来ない」


 惑星ごとエネルギーを食べ続けた星喰は恐ろしく強い。

 生半可な攻撃では傷一つ与えられない。

 しかしゴッデスなら超越の加護で無限に強くなれるので、星喰も力押しで討伐することが出来るだろう。


「なるほど、理解しました。では早速行ってきましょう」


「頼むよ。私と斎藤もすぐに攻撃する。忠告しておくけど、私達の放つ白い光には触れない方がいい。消滅するからね」


「白い光、消滅……あの魔法か」


 神音の言葉で斎藤がこれからやることを察した。

 ゴッデスは一瞬で地球外へ飛び立ち見えなくなる。


「さあ斎藤、私達も攻撃するよ」


「うん。使う魔法は〈消滅の光(ヘイムダル)〉だね」


「その通り。やるよ」


「「〈消滅の光〉!」」


 神音と斎藤が両手から極太の白い光線が放たれた。

 光線が星喰の胃壁に当たると、その部分は光に呑まれて消滅する。いかに膨大なエネルギーで強化された細胞だろうと〈消滅の光〉には無力。二本の極太光線が星喰の体をどんどん消滅させていく。


 消滅による欠損で赤黒い血液が地球に降り注ぐ。

 神奈達は「うわっ!?」と悲鳴を上げたが、星喰の血液を浴びることはなかった。地球に張られたバリアが内部への侵入を防いでいる。


 バリアは〈消滅の光〉の当たった部分が消滅してしまうが、その部分はアスアンが瞬時に修復している。攻めも守りも完璧だ。


 順調な攻撃を神奈達が眺めている時、異変は起きた。

 グギョオオオオオオオオオオオオオオ!

 咆哮のような謎の音が全員の耳に届く。


「何だ今の音、いや声?」


「星喰の悲鳴だ。間違いない、攻撃が効いているのだ。信じられん」


 唖然とするドットリネルが呟く。

 彼は信号弾の件で嘘を吐いたが、今のは心から出た言葉だろう。


 グギョオオオオオオオオオオオオオオ! 

 悲鳴は何度も轟き、地球が震える。

 攻撃は順調だ。このまま星喰を倒せる……かに思えた。


「――うっ、私の中に、地球に何か送り込まれた!」


 突然アスアンが自分の体を抱き、気持ち悪さで顔を歪める。


「バリアは!? 破壊されたのか!?」


 地球を覆うバリアは透明なので異常があっても見えない。

 アスアンは静かに首を横に振る。


「バリアは無事。神音とあの子の魔法で消滅しても、その瞬間に修復してる。でも、ここは星喰の体内だから、星喰の好きな場所にエネルギーを送り込むことが出来る。バリアの内側、地球の中に直接……気持ち悪い」


 神奈達の居る無人島に奇妙な白い球体が出現した。

 神奈やアスアン、星騎士団はもちろん、攻撃中の神音と斎藤も視線を球体に向ける。いきなり現れた謎の球体など無視出来る物ではない。


 白い球体は形を変え、人型になっていく。

 体は星騎士団の者達に似ているが、顔だけは全く違う。単眼で、鼻はなく、大きく裂けた口からは牙が見えている。まるで星喰と星騎士団が混じり合ったような怪物だ。


「なるほどね。自分の脅威となる存在を排除しようと、分身体を作り上げたわけだ。おそらくゴッデスの方にも分身体を向かわせているな。気を付けなよ神谷。星喰の分身体だし、かなり強いはずだから」


「私の役目は神音達を守ることだな。望むところ!」


 神奈と星喰分身体が互いに距離を詰め、拳を顔に打ち込む。

 分身体の力は確かに強い。しかし、神奈には及ばない。

 力任せに分身体を殴り飛ばして神奈が笑う。


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