第71話 旅行の思い出
各々がショッピングを楽しんでいる中、冥王、亡鎧親子はというと・・・
「亡鎧!次はあっちに行くのじゃ!」
「はい」
大量の冥王が買った物を持つ亡鎧がいた。
「楽しいのぉ!人間界にこれてよかったわ!」
「そうですね。好奇神様に感謝です」
「そうじゃのう。帰ったら何かしてやってもよいかもしれんな!」
知らないうちに俺が計画していたことが動き始めていた。
一方、好奇神&怪猫神ペアは・・・
大量の魚を持った好奇神が店内を歩いていた。
周りからは不思議な目で見られている。
「猫神様〜、コレちょっと恥ずかしいんだけど・・・」
「知らにゃいにゃ〜♪」
『まぁ楽しそうだからいいか〜』
猫とのデートを楽しんでいる俺だった。
そして被害に遭ってる破壊神は・・・
「コレで50着目・・・」
まだあーだこーだ言っている三女神。
結局、店内の全服屋を梯子して着せ替えられた破壊神であった。
『兄貴・・・僕はもうダメみたいです』
破壊神が上を見ながら涙を流していた。
そして魔界組は、店主を動かすために気に入った料理本を全て買い、影刃の希望でゲームセンターへ移動していた。
「なぜゲームセンターなんだ?」
「前回のゴーカートが楽しかったそうで、運転できるゲームがしたいそうですよ」
「そうか」
魔王が影刃の横に座った。
「・・・魔王様?」
「影刃よ、勝負でもしようではないか」
「・・・はい」
少し嬉しそうな顔をする影刃だった。
その後ろで店主が騒いでいた。
「どうしました?」
「おい!お菓子も景品になってんのか!?」
「そのようですね」
クレーンゲームをプレイし始める二人。
「やはり上手いな、影刃」
「・・・ありがとうございます」
褒められて無表情ながらも嬉しそうな影刃。
「あの二人はどこに行ったのだ」
レースゲームが終わり、二人を探し始めると。
「お待たせしました」
でかい袋を何個も持っている影宰と店主がいた。
「影宰さんの指示でこんなに取れましたよ!」
袋いっぱいに詰められたお菓子の数々。
「それ全部食べるのか?」
魔王が店主に言った。
「食べませんよ!魔界の子供たちに配ろうかと思いまして!」
「そうか」
少し微笑んだ魔王だった。
そして、別行動していた全員がゲームセンターに集まった。
「わ〜お菓子がいっぱいだー♪」
「コレはダメだ!魔界の子供たちに配るやつだ!」
創造神に取られまいと動き回る店主。
「よろしければ取り方を教えましょうか?」
影宰の言葉で全員がクレーンゲームにチャレンジ。
各々が取りたいものを取り、満足している中冥王が呟いた。
「みんなであれをやろうではないか!」
冥王が指を指したのはプリクラだった。
「おぉ〜プリクラか〜♪記念にいいかもしれないね♪」
「ぷりくらとはなんだ好奇神よ」
「写真を撮る機械だよ♪みんなで旅行に来た記念に撮っていこう!」
全員がプリクラの機械の中に入るが亡鎧だけは体が大きかったので外から覗き込む形となった。
「それではみなさんポーズをとってください」
機械が話しかけ、全員がポーズをとりだす。
「3•2•1」
パシャ!
撮れた写真に落書きをしている間、男性陣は外で待っていた。
中で落書きをしている女性陣は騒ぎながら書いていた。
そして、できた写真を見る。
俺と創造神、太陽神、月神はピース。
怪猫神は猫のポーズ。
破壊神が魔王の後ろから半分見えている。
魔王と影刃は腕を組んで無表情。
影宰は構造を考えている。
店主はフラッシュに驚いた顔。
冥王は両手を大きく広げ、亡鎧は顔の半分だけ写っていた。
「お〜ちゃんと撮れてるね〜」
「これは良い記念になるのぉ♪」
「好奇神!これもう少し大きくならないか!?」
「なんで?」
「店に飾りたいんだよ!」
「「いいね〜♪」」
「あとでやっとくね♪」
「頼んだ!」
こうして旅行記念のプリクラを店主の店に飾ることになった。
そしてショッピングモールを出た俺たちはホテルへ向かった。
ホテルーー
ホテルでのチェックインを済ませ、部屋割りを決めるためにロビーへ集まっていた。
「部屋割りはどうしようか?」
予約した部屋は3部屋。単純に考えれば四人ずつになるのだが・・・
「私と怪猫神、太陽神、月神の四人?」
「わしもそっちに行きたいのじゃ!」
「でも人数がオーバーするよ?」
「むさ苦しい男どもとは嫌なのじゃ!」
「にゃら私は好奇神のとこに行くにゃ」
俺は怪猫神を撫でながら呟いた。
「いいの?」
「お前らの部屋だろうがなんだろうが猫の姿で寝るにゃ」
「じゃあ冥王は私たちの部屋ね♪」
「ありがとうなのじゃ!」
「んにゃ〜」
「じゃあ俺の部屋はあと二人だけど、どうする?」
「はい!」
破壊神が真っ先に手を上げた。
「あと一人は・・・」
そう言いながら亡鎧を見ると、目を輝かせながらこちらを見ていた。
「亡鎧・・・くる?」
「よろしいのですか!?」
「そんな顔されちゃあね・・・」
「ありがとうございます!猫ちゃん♪」
怪猫神と一緒の部屋が嬉しかったのか満面の笑顔となっていた。
そして残った魔界組は自動的に決まっていた。
「俺たちに選択権ないのかよ!?」
「いや、店主さんたちは別に誰とでもいいでしょ?」
「そうだな」
「構いませんよ」
「・・・」
「ほらね?」
「それでも選択肢をくれよぉ!」
店主の叫びは誰にも響かなかった。
「じゃあ鍵渡すね〜」
創造神が手を出しているのを無視して月神に渡す。
「なんで月神に渡すの!?」
「月神が一番無くさなさそうだから」
「ひどい!」
「あはは!月神なら安心だね!」
「任せて」
そして影宰に鍵を渡す。
「私ですか?」
「まぁ魔界組は店主さん以外は安心できるから誰でもよかったけどね」
「おい好奇神・・・誰が不安だって!?」
「店主さんが持ってたらみんな閉め出されると思って」
「しねぇよ!」
「じゃあ荷物を置いたらまたここに集合ね〜」
俺たちは各自部屋へ向かった。
読んでいただきありがとうございました!
次回 第72話 神々の自由時間
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