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第51話 面白そうだから!

月神と別れた俺たちはそれぞれが自分の居場所へ帰った。

俺は魔界でのこと、月神との出会いと色々あり、すぐに眠りについた。

翌日ーー

広場へ出ると怪猫神が俺を見つけ、頭に乗ってきた。

「おはよう、猫神様」

怪猫神は何も言わず、尻尾を振っていた。

しばらく歩き、太陽神と合流する。

「やぁ!変わり者くんと怪猫神!」

「おはよ〜、相変わらず元気だねぇ」

「これが私だからね!」

「じゃあ月神を迎えに行こうか〜」

俺たちは月神の元へ向かった。

社ーー

社の扉を開け、中へ入る。

「月神〜遊びに行くよ〜♪」

「昨日の今日でもう来たの?」

「面白いことはいっぱいあるからね♪」

「・・・わかったわ」

月神が準備をしている間に俺たちは創造神をどう起こそうか話していた。

『・・・』『・・・』

「また変なこと考えてるわね」

「面白そうでしょ!?」

「そうね、創造神の反応が気になるわ」

「じゃあ創造神を起こしに行こうか♪」

こうして俺たちは創造神の元へ向かった。

シュッ!

創造神の居室前ーー

俺たちは創造神の部屋の前に来ていた。

「どう?寝てる?」

ドアを少し開け、怪猫神が隙間から中に入り確認する。

「ぐっすりにゃ」

「よし!じゃあ行くよ♪」

俺たちは部屋に一斉に駆け込み、大声で挨拶をした。

「おはようございます!!」

「ひゃあぁ!なになに!?」

創造神は飛び起き、何が起きたのかわからない表情をしていた。

「朝ですよ!」

「知ってるよ!なんで朝からみんないるの!?」

「今日は月神も一緒に遊ぶんだよ〜♪」

「え!月神!?」

創造神は月神と太陽神を見て驚いている。

「・・・なんで一緒にいれるの?今日は日食じゃなかったのに」

「好奇神のおかげさ!」

「好奇神のおかげよ」

二人は同時に言葉を発した。

「俺は何もしてないって・・・」

「すご〜い!これで月神も一緒に遊べるね♪」

「あなたもそうなのね」

月神は呆れたような、嬉しそうな顔をしていた。

「それで、今日は何するんだい!?」

太陽神はワクワクしていた。

「今日は魚介類を取りに行くよ♪」

「にゃ!魚!」

怪猫神が反応し、尻尾をぶんぶん振っている。

「なんで魚介類なの?」

創造神は首を傾げていた。

「昨日魔界での食事会で猫神様と約束してね。魚の詰め合わせを取ってくるって♪」

「そういうことか!なら早速行こうじゃないか!」

「待て待て。魚介は取りに行くが、今日は月神も一緒だ」

俺の言葉で創造神と太陽神がニヤッと笑った。

「なんなの?」

俺は片手を上げ握り拳を作る。

「みんなで太古の海で遊ぶぞ〜♪」

「いえ〜い♪」

創造神と太陽神は笑いながら両手を上げた。

月神は少し遅れて、小さく手を上げる。

「・・・よろしく」

「魚!早く魚を取りに行くにゃ!」

怪猫神は頭の上で興奮状態だ。そこへ・・・

「何をしている」

振り向くと案内神と管理神が立っていた。

管理神は月神に気付くと驚いた表情をした。

「月神!?・・・外に出るなんて珍しいな」

「久しぶりね、歴竄神と判決神・・・今は管理神と案内神かしら」

案内神も驚いていた。

「なぜここにいる?太陽神と一緒にいるには条件があったはずだ」

「好奇神のおかげよ」

管理神は頭を抱え考え始めた。

「・・・これも"好奇心"の力か」

「バカな!?神の制約を上回ると言うのか!?」

「そうとしか言えない・・・」

「好奇神、お前何かしたのか?」

案内神が俺に向かって言った。

「俺は何もしてないよ?」

「無自覚か・・・危ないな」

珍しく案内神が焦っていた。

「このままでは神界の全神が巻き込まれるぞ!」

「・・・止められると思うか?」

案内神は頭を抱え考えている。

「・・・無理だ」

「大丈夫大丈夫!みんなで遊べば楽しいよ♪」

俺たちは考え込む二人を置いて太古の海へ向かった。

「・・・月神まで仲間にしたのか」

「あいつ・・・どこまで行く気なんだ・・・」

二人は神界の未来が好奇神に巻き込まれるのではないかと心配になっていた。

太古の海ーー

俺たちは太古の海へ着くと早速海へ潜った。

怪猫神は人型になり、月神は少し躊躇していたが、着いてきた。

「猫神様って水中でも早いの?」

「見とくにゃ!」

必死に犬掻きをして泳いでいる怪猫神。陸とは違い、遅かった。

『かわいい』

その場にいた全員が、心の中でそう思っていた。

結局、怪猫神は太陽神に捕まり泳いでいた。

その後、その時代の魚を捕まえては時代を進み、怪猫神が満足するまで魚を取った。そして・・・

「じゃあ最後にメガロドンと遊んでから帰ろうか♪」

「お〜♪」

「待ってました!」

「にゃ!」

「・・・え?遊ぶ?」

月神だけが困惑していた。

「どうしたの?」

「今、メガロドンと遊ぶって言ったの?」

「そうだよ〜♪」

「なんで?」

『面白そうだから!』

俺はあえて口に出さず、満面の笑みで月神を見た。

「言わなくてもその笑顔で理由がわかるわ」

月神はため息をつきながらも

「しょうがないわね」

そう言って参加した。

メガロドンの目の前に突然現れる四人の神。

当然メガロドンは襲いかかってくる。

「逃げろ〜♪」

四人は散り散りに逃げ回る・・・はずが怪猫神だけが逃げ遅れていた。

「猫神様ぁぁぁ!」

その瞬間、怪猫神は俺の隣へ移動した。

「なんちゃってにゃ♪」

「も〜やるなら言ってよ〜」

創造神が近づき、怪猫神の頭を撫でた。

メガロドンは四人を追い回す。

しかし、なぜか彼らは悲鳴を上げながら笑っている。

『・・・?』

メガロドンは最後まで理解できなかった。

「あなたたちはいつもこんなことをしているの?」

メガロドンから逃げ回っている月神が話しかけていた。

「そうだよ!面白いでしょ!」

「ええ、久しぶりに体を動かしたから楽しいわ」

「ノって来たね!月神!」

「あなたもいつも通りで嬉しいわ」

「私は変わらないさぁぁぁ!」

そう言いながら太陽神の体が発光をし始めた。

「さぁ!今のうちに逃げ切るよ!」

俺たちはメガロドンにお別れを言い、逃げ切った。

読んでいただきありがとうございました!


次回 第52話 月神のストレートパンチ


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