表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
44/100

第44話 太陽神

旅行から帰り、魔界へ魔族組を見送る。

「好奇神よ、今回のツアーは良き旅だった」

「勉強になることばかりでしたね」

「子供たちに土産話がいっぱいできました」

「これで料理のレパートリーが増えたぜ!」

「・・・うまかった」

「みんなが楽しんでくれて良かったよ♪」

「創造神と魔王さんの仲も縮まったみたいだしね♪」

俺は創造神の頭に手を置いた。

「うん♪」

「また魔界へと遊びに来るがいい。好奇神、それと創造神よ」

「絶対遊びに行くね♪」

「楽しみにしている」

魔王は小さく頷いた。

そして魔族組と別れた俺と創造神は神界へと向かった。

シュッシュッ!

神界ーー

神界へと戻ると案内神と管理神が出迎えた。

「帰ったか」

「ツアーはどうだった」

俺たちはツアーのこと、創造神と魔王のことを話した。案内神と管理神が驚いていたが、不思議と納得しているようにも見えた。

「・・・よくやった」

管理神がそう呟き、俺の肩を叩き去って行った。

「どういう意味?」

「そのうちわかるさ」

案内神は微笑んでいた。

「まぁ、いっか♪」

俺は深く考えることをしなかった。

その後、旅の疲れが出たのか自身の部屋に戻り眠っていた。

翌日ーー

目が覚めた俺は、散歩がてら広場を歩いていた。

「キミが好奇神?」

後ろから声をかけられて振り向くと、知らない神がいた。

「だれ?」

「私は太陽神。人間界での君達の行動を見ていた。神族と魔族が笑い合う姿なんて見たことがなくてね。キミに興味が湧いたんだ」

俺は太陽神と聞いて、目を輝かせた。

「まさか・・・天照大御神!?」

「人間界じゃそう呼ばれてるね」

「マジか!本当にいるんだ!」

「そんなに嬉しいの?」

「そりゃ嬉しいよ!神話の神様が目の前にいるんだ!嬉しくないわけがない!」

「やっぱりキミって変わってるね」

「あれ?でも、ラーも太陽神だったよね?」

「それは別の地域での呼び方だよ。長く生きていると呼び方が自然と増えるんだ」

「すげぇ!」

そこへ創造神がやってきた。

「何してるの〜?」

「あ!太陽神だ〜♪」

「やぁ創造神。キミも人間界で凄かったね。まさか魔王と話をするなんて驚いたよ」

「好奇神のおかげだよ♪」

「俺は旅行に誘っただけだよ〜」

「まぁまぁ、二人とも凄かったよ。だからこそ、私はキミと話がしてみたいんだ」

「俺と?」

「そうそう、キミは神になって日が浅い。なのに魔王とは対等に話してる。キミは何者なんだい?」

「何者って言われてもなぁ・・・」

「創造神、俺って何者?」

「ん〜と・・・」

創造神は考えてから答えた。

「変わり者?」

「あっはははは!変わり者か!なるほど!」

太陽神が腹を抱えて笑っていた。

「変わり者って・・・、他に言い方あったんじゃない?」

「わかんない♪」

「まぁいいじゃん!変わり者でさ!」

「まぁなんでもいいよ・・・」

「じゃあ変わり者くん!キミは何がしたいんだい?」

「俺は自分の知らないことを見たい•知りたい•やりたいかなぁ」

「好奇心の塊だね!だから魔王とも普通に話せたんだね!」

「そうなのかなぁ」

「もちろん性格もある。でも、キミの"好奇心"という個有の力も後押ししているよ!」

「やっぱり関係あるんだ」

「わかっていたのかい?」

「なんとなくそうなのかなぁって」

「というか、太陽神も俺の個有の力のことを知っているんだね」

「知っているさ!神界の神は全員知っているよ!」

「マジかぁ・・・」

俺は肩を落とした。だが気落ちはしていなかった。

「まぁ、いいや。そのうちわかってくるだろうし」

「ちなみに太陽神の個有の力は何?」

「私の力はそのまま"太陽"さ」

「太陽?」

「そう!でも、私一人じゃ完全に能力を使うことはできないんだ」

「どういうこと?」

「私には対になる神がいるんだ」

「対?」

「月神さ」

「月詠のこと?」

「さすがだね!」

「どんな神?」

「会ってからのお楽しみかな♪」

「よし!会いに行こう!」

「待て待て!今はまだ会えないよ!」

「なんで?」

「理由は、少し考えたらわかるさ!」

「そっかぁ」

「そういえば、太陽神って夜は寝てるの?」

「なぜだい?」

「・・・太陽だから?」

「あっはははは!私は寝ないよ!」

「え!?なんで!?」

「変わり者くんがいた世界では太陽は必ずどこかを照らしているだろう?」

「確かに・・・」

「じゃあ雨の日や雲の日は何してるの?」

「雨だろうが雲だろうが私には関係ないさ。私はそこにいるからね!」

太陽神は、案内神や管理神とは違う感じがした。

「神様ってみんなこんな感じなの?」

俺は創造神に話を振った。

「この子が特殊なんだよ〜♪」

「特殊?」

「さっき自分で言ってたじゃん♪"私には対になる神がいる"って」

「それも関係してるんだ」

「なら、なおさら会いたくなったなぁ」

「そのうち会えるよ♪」

「楽しみにしとくね」

俺は『月神はどんな神なんだろう』

そう思いながら二人と話していた。

読んでいただきありがとうございました!


次回 第45話 三天災


感想・誤字報告などいただけると励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ