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第118話 俺ごとやって!

「さぁ!最高神様の思いつきで始まったエクストララウンド!我らが最高神様とタッグを組むのはこれまた神々の頂点!創造主様だぁ!面白いを信条とする二人はどんな戦い方を見せるのか!?そして対戦相手はこれまた大物!魔界を統括し統べる者!魔王様!そしてタッグを組むのは魔王様をお守りする最強の側近!影刃だぁ!二人の戦いも見ものです!それでは行きましょう!エクストララウンド!スタート!」

バァーン!

「創造神!行くよ!」

「うん♪」

あらかじめ作ってもらった木刀を二本構え、魔王に向かって走る。

「影刃よ、奴は任せて良いか?」

「・・・おまかせを」

ザッ!

影刃が武器を構え、最高神に向かい走る。

「やっぱり影刃が来たか!」

二刀流同士がぶつかり合う。

ガキィーンッ!

「・・・お前とは一度戦ってみたかった」

「俺もだよ!」

俺は影刃の動きを見て模倣し、乱舞を繰り広げていく。

激しい剣劇を繰り広げる横で創造神と魔王が対峙していた。

「手加減はせんぞ?」

「どんとこい♪」

「むぅん!」

ブォ!

「きゃー!」

魔王の拳から放たれる衝撃波が創造神を襲い、吹き飛ばされる。

ドゴォーン!

壁に激突し土煙が舞う。

突然土煙から土槍が無数に飛び出し、魔王を襲う。

シャシャシャシャシャ!

「ふん!」

またもや拳の衝撃波で土槍を吹き飛ばす。

「同じ手を使わないでよね!」

土槍に気を取らせ魔王の背後に回る創造神。

「えい!」

魔王の真似をして拳を突き出したが、なにも起こらなかった。

「あれ〜?」

「ハァッ!」

回し蹴りの要領で魔王が創造神に蹴りを入れる。

バキィッ!

「きゃー!」

バゴォーン!

吹き飛ばされた創造神は影刃にぶつかり、影刃も飛ばされる。

「影刃!すまん!」

「ナイス!創造神!」

俺は魔王に向かって走り出した。

ボゴォン!

「いえ〜い♪」

瓦礫の中から笑顔の創造神が両手をあげて出てきた。

そのまま創造神も魔王に向かって走り出す。

「ハァッ!」

片方の木刀で魔王に斬りかかる。

魔王が片腕でガードしようとしてるのを見て俺は

「吾亦紅!」

吾『任せろ!』

変化の力で木刀を鎌に変化させ魔王を襲う。

スパッ!

「むぅ・・・」

一撃をくらい後ずさる魔王に創造神が追い討ちをかけるように拳を突き出す。

「こう!」

ブォン!

先ほどとは違い、衝撃波が魔王を吹き飛ばす。

ズドォーン!

「でたぁ!」

ドゴォーン!

後ろから瓦礫が崩れる音がする。

「魔王様!」

影刃が瓦礫から這い出る。

バゴォーン!

魔王も瓦礫から這い出る。

「あ・・・やっべ、挟まれた」

「あちゃ〜」

だが、俺と創造神は笑っていた。

「楽しいなぁ!二人とも!」

シュッ!

魔王が笑いながら一気に距離を詰める。

シュッ!

それに合わせ、影刃も詰め出す。

「創造神!来るよ!」

「わかってる!」

魔王が蹴りの動作をしてるのを見た俺は

「独創!」

独『おっしゃ!』

独創神が魔王の足元を沼化させ態勢を崩させる。

しかし、魔王も力づくで蹴りを放り込む。

「ぬぉあああ!」

「マジか!」

その瞬間、創造神が土壁を創り防御する。

バキィッ!

「助かった・・・」

反対から影刃が斬りかかる。

ズバッ!

「・・・つぁ!」

「きゃあ!」

返しに魔王の蹴りが二人に直撃し、吹き飛ばされる。

バゴォーン!

「助かったぞ、影刃」

「・・・はい」

土煙で覆われた中から二人の声が聞こえる。

「楽しいねぇ創造神」

「そうだねぇ好奇神」

不気味に笑いながら立ち上がる二人に魔王と影刃はたじろいでいた。

「創造神!」

「うん!」

同時に二人に向かい走り出す。

「独創!」

独『はいよ!』

独創の力で俺と創造神の分身体を複数体作り出し、一斉に魔王と影刃に襲いかかる。

「ハァッ!」

「ふん!」

魔王の衝撃波、影刃の斬撃で次々と分身体が消されていく中、創造神が二人の足元を盛り上がらせ、俺が吾亦紅神の変化の力を使い、土壁で二人を覆う。

「創造神!やるよ!」

「おっけ〜」

俺の斬撃を独創神の力で飛ばし、創造神は覚えたての衝撃波を放つ。

「ハァッ!」

「ヤァッ!」

バゴォーン!

土壁の中にいた二人が吹き飛ばされ、壁に激突する。

ドゴォーン!

「ふぅ・・・」

俺と創造神はハイタッチをして勝ちを確信していた。

ズガァーン!

吹き飛ばされた二人の周りからドス黒いオーラが溢れ出ている。

「よもやこの我を本気にさせるとはな」

「・・・魔王様、解放します」

「うむ・・・」

影刃の体に模様が浮き上がる。

「・・・」

目の前にいた影刃が消えた瞬間、横にいた創造神が飛ばされる。

ズドォーン!

「はやす・・・」

バキィッ!

バゴォーン!

何が起きたか分からず、俺も吹き飛ばされていた。

「立て、こんなもんで負けるお前らではなかろう?」

魔王の言葉に立ち上がる好奇神と創造神。

「今の見えた?」

「見えなかった〜」

「流石にまずいか・・・」

目の前が暗くなり、見上げると魔王が腕を組み俺たちを見下ろしていた。

「マジか・・・」

「うそ〜・・・」

無言で蹴りを放つ魔王。

バキィッ!

「ぐっ・・・」

「うぅ・・・」

二人が吹き飛ばされる。

その先に影刃が待ち構え、斬撃を放ち蹴り飛ばす。

ザシュッ!バキィッ!

さらに影刃が蹴り飛ばした先には魔王が構えている。

「独創!」

独『おう!』

独創神が俺と創造神の周りに空気の壁を創る。

「おぉぉぉぉぉ!」

渾身の魔王の一撃に、空気の壁は砕かれ二人に直撃する。

ボゴォーン!

魔王と影刃が無表情で見下ろす。

「・・・創造神大丈夫?」

「・・・だいじょ〜ぶ〜」

好『さてどうするか・・・』

独『なんとかなるだろ!』

吾『そうそう!ちゃんと俺たちを使ったらいけるいける!』

「マジかぁ・・・」

不思議と恐怖はなく、俺は笑っていた。

「創造神、いける?」

「おっけ〜」

「サポートよろしく!」

俺は魔王と影刃に向かって走り出す。

それを見た魔王と影刃が一瞬で詰め寄る。

「独創!」

独『はいよ!』

独創の力で分身体を二人創り、さらに沼化させ態勢を崩させる。

「吾亦紅!」

吾『任せろ!』

分身体を魔王と影刃の姿に変化させ、二人に向かわせる。

その後ろでは俺目掛け、創造神が衝撃波を放つ。

「ハァッ!」

ブォン!

寸前で俺は避け、直撃させる。

「むぅ・・・」

「ぐっ・・・」

俺は背後に回り、創造神は空気を片手で掴み二人に投げつけ拘束。

その隙に出来る限りの斬撃を与える。

「ハァァァァァ!」

バシュシュシュシュ!

残った片手で上空に山を創り出している。

「俺ごとやって!」

「うん!」

手を振り下ろし、高速で山が三人を襲う。

バゴォーン!

土煙が舞い、終わったかに見えた。

煙が晴れると魔王が拳を天に突き立て、直撃を避けていた。

「うそ・・・」

創造神が驚いた顔をしていた。

魔王と影刃の横にいた俺も無事だった。

「うそ〜!?これもダメなの!?」

「無理無理!降参!」


読んでいただきありがとうございました!


次回 第119話 影縫


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