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第113話 動物神決闘大会

海淵神に引っこ抜かれ、独創神と吾亦紅神が引っ込み、俺は海淵神に話しかけた。

「今度神界で動物神限定の決闘大会のやろうかなって思うんだけど参加する?」

「え〜私はいいよ〜。戦うのやだし〜」

「そっかぁ・・・わかった!」

早速断られてしまったが落ち込みはしなかった。

まだまだ動物神は沢山いる。

大会が開かれるくらいには集まるだろうと思っていた。

「じゃあそろそろ仕事に戻るね〜」

海淵神は触腕を振りながら暗闇の中へ消えていった。

「早速断られてたね〜♪」

「まぁ無理強いは良くないからね。参加してくれる神だけで十分できると思うよ」

俺たちは霊獣探しを切り上げ、霊牙神に御礼を言い神界へ戻った。

神界ーー

現在、退屈な会議中・・・

俺は議題として動物神決闘大会の案を提出していた。

「あなたまた変なこと思いついたわね・・・」

金毛神が頭を抱えながら記録している。

「面白そうじゃない?どの動物神がどれくらい強いのか、どんな闘い方をするのか気になるじゃん」

「お主の考えは退屈しないのぉ」

「お!冥王は賛成?」

「うむ!面白そうじゃ!冥界のケルベロスも参加して良いのかの?」

「むしろ参加して欲しい!」

「魔王さんはどう?」

「気にはなるが魔界には出せそうな動物が居なくてな・・・」

「大丈夫大丈夫!強制じゃないから!」

「うむ、一応は探しておこう」

「よし!じゃあ開催決定でいいね!?」

「三界の長が賛成なら反対はできないよ」

「そうですね、やるなら盛大にやりましょうか」

「動物さんにいっぱい会えるんですね!?」

会議に参加していたそれぞれの側近が諦めたようで動物神決闘大会の開催が正式に決まった。

「猫神様はもちろん参加だよ?」

「めんどくさいにゃあ・・・」

とかいってる怪猫神の表情は少し楽しげに見えた。

そして大会当日ーー

事前に神界、魔界、冥界、人間界に通達していたため、かなりの参加者と観戦者が集まっていた。

「お〜!すごいね〜!」

神界はお祭り騒ぎ。創造神と独創神が創った特設会場では観戦者で溢れかえっていた。

「お前また面白そうなことを考えたな!」

魔界の店主が声をかけて来た。

「店主さん!出店の方は任せたよ〜?」

「任せとけ!神界のオーナーとダッグでやらせてもらうから安心しろ!」

ガハハッと笑いながら自分の戦場へ戻っていく店主が少しカッコよく見えた。

「会場の皆様!お待たせしました!これより最高神様主催の動物神決闘大会を開催します!」

アナウンスが始まると会場内の全員が身構える。

「進行はこの私!神魔新聞社編集長の臭撃神が執り行います!なお、創造主様と独創神様の創られたフィルターに入ってますのでご安心ください!」

その一言で会場にいる全員が安心した。

「それでは最高神様から一言お願いします!」

俺は立ち上がり、全員に対し口を開く。

「今日は俺の思いつきに集まってくれてありがとう!早くみたいからこのまま参加者紹介するね〜♪」

影宰の作ったスクリーンに参加者が映り出す。

「エントリーNo.1

怪猫神!

普段は俺の上で寝てるが、あのスサノオを傷付けた強者だ!得意の高速移動で相手を翻弄し追い詰める。まさに獲物を狩る猫!どこまで食いつけるか見ものです!」

「エントリーNo.2

白犬神!

見た目はおっとりした犬!だが侮るなかれ!かつては桃太郎と一緒に鬼を退治した実力者!八本の剣技は誰も止められない!?別名八剣神の名の如く八本の剣で捩じ伏せます!」

「エントリーNo.3

おっと!ここで魔界からの刺客が登場だぁ!

魔界の海より出しもの!

魔海竜!

なお、創造神によって神化させてますので問題はありません!

ピンクのリボンがチャームポイントの頼れる子供たちの守り神!どんな闘いを見せてくれるのか楽しみです!」

「エントリーNo.4

霊豹神!

あの怪猫神の姉御的存在!同じ猫科動物である豹の神様だぁ!その大きな体でどんな攻撃を仕掛けるのか!?怪猫神とのマッチメイクも見てみたいものです!」

「エントリーNo.5

特別枠で参加の〜!

亡鎧!

ただ動物と戯れたいという理由で参加を懇願して来た変わり者だぁ!観戦者の皆様にはゴリラの神だと思って見ていただきたい!なお、亡鎧と当たった神は不戦勝となります!」

「エントリーNo.6

ちょっと待て!ゴリラの神はこの俺だ!

剛力神!

今度は本物のゴリラの神様登場だぁ!

その剛腕から放たれる拳の威力は天井知らず!一撃一殺の拳は当たるのか!?」

「エントリーNo.7

霊牙神!

狼の牙と爪の威力は岩をも砕く!?嗅覚を頼り獲物をし止める狩人登場!もふもふしたいです!」

「エントリーNo.8

刃鮫神!

海を統べる海神の使いが参戦だ!その顎と牙は捕まえた獲物を逃さない!海じゃないのがハンデか!?そんなことはない!水陸両用だぁ!」

「エントリーNo.9

遊獺神(ゆうだつしん)

海の生物でも遊びは任せろ!相手を遊びに誘い、自身の土俵で戦う算段なのか!?ラッコの神様の登場だ!」

「エントリーNo.10

ここで冥界からの刺客の登場だ!

冥王のペットにして冥界の守り神!

ケルベロスのケルたんだぁ!三つの頭で行動する頭脳派の動物!対戦相手を分析し最適な戦闘を見せてくれるのか!?なお、先ほどの魔海竜と同様に神化させてます!」

「エントリーNo.11

針影神!

背中は絶対防御の針の山!正面向いたら意外な攻撃をしてくるかも!?前からしか攻め込めない厄介な動物の登場だぁ!」

「エントリーNo.12

そして最後の神は〜!こいつだ!

怠動神!

なんで参加した!?お前はいつも怠けているだろう!もしかしたら意外と強いのかも!?全く予想のつかない神が登場だ!」

参加者の紹介が終わり、組み合わせ発表までの間俺は横にいる金毛神をもふもふしていた。

「私は参加しなくてよかったの?」

「金毛神はもふもふ枠〜」

「なにそれ・・・」

そして第一試合の組み合わせが発表された。

読んでいただきありがとうございました!


次回 第114話 神々の闘宴


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