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第99話 なんで通じるの?

第99話 なんで通じるの?

「俺と吾亦紅神はお前だよ、好奇神」

「・・・俺?」

「どういうこと・・・?」

「そのままだよ。俺の見た目がそっくりだろう?俺もまた好奇神だからだ。吾亦紅神の吾亦紅も全部好奇神に絡めている。10と28も同じだよ」

「なんで・・・そんなことを?」

「なんでって・・・それはお前が一番知っているはずだよ」

ジ・・・ジジ・・・

「そろそろ時間のようだね」

薄く消えゆく作者神と吾亦紅神。

「ちなみに、俺の本当の名は作者神じゃないからね」

そして二人は消えていった。

「俺が一番知っている・・・どういうことだろう」

「名前も気になるな」

「作者神じゃないって言ってたね」

俺たちに謎を残し、消える二人。

全員が口を閉じ、重い空気が漂っていた。

「まぁ、そのうちわかるか」

俺の軽い言葉に案内神が反応する。

「お前はまた・・・」

管理神が続く。

「お前のことだろう?気にならないのか?」

「気になるけど気にしても答えは見つからないし、他のことやってるうちにポッと出てくるかもしれないしね〜」

「お前らしいにゃ」

「私は私のことが気になるから調べたいな・・・」

創造神が俯きながら呟いた。

「じゃあ調べようか」

俺は創造神の頭を撫で呟く。

「いいの?」

「創造神は俺のことをあんなにも守ろうとしてくれたからね」

「それに俺も創造神の過去が気になるし」

創造神の過去について調べることが始まろうとしていた。

俺がコッソリ金毛神の尻尾をもふもふするために近付いたが、当然の如く吹き飛ばされたのは内緒の話だ。

バゴォーン!

数日後ーー

作者神と吾亦紅神との一件から数日経ち、創造神について調べていた。まぁ作者神に聞けば一番早いのだがあれから姿を一度も見せていない。

殞亡神に消してもらう案を再びやろうとしたが、全員にフルボッコにされたのでその案は使えない。

俺はというと相変わらず金毛神と仲良くなるために色んなことを試している。前よりは距離が縮まったと思うがまだもふらせてもらえない。

そんなある日・・・

いつものように金毛神に吹き飛ばされ、壁にめり込んでいる俺に創造神が話しかけてきた。

「ねぇ、ちょっといい?」

「ふぁふぃ?」

「作者神について調べてたんだけどね?前に管理神が言ってた文章を全部読ませてもらったの」

「ふぁひふぁふぁふぁっふぁ?」

「うん。作者神って名前は一切出て来なかったんだけど、何回か"独創神"って名前が出てきたんだ」

「ふぉふほうひぃん?」

「私、この独創神って作者神と関係してると思うの」

「だから独創神のことも調べていい?」

「ひぃひょー!ふひひひふぁふぇふぇ!」

「わかった!ありがとう!」

「なんで通じてるの・・・?」

「え?なにが?」

「というか助けてあげなさいよ・・・」

「助けるって・・・」

創造神はめり込んでる俺の方を見た。

「いつものことだよ?」

そして創造神は立ち去った。

「あなたたち・・・どうなってんのよ」

金毛神が呆れながら引っ張り出してくれた。

「ぷはぁー!ありがとう金毛神!」

「別にいいわよ。私がやったし」

「それにしても、独創神なんて聞いたことないわよ?」

「それもあるんだけど、その名前に誰も気付かなかったってのも引っかかるよね」

「そうね・・・謎がまた謎を呼ぶわね」

「ねぇねぇ、ちょっと実験していい?」

「なに?」

「尻尾触らせて?」

「いやよ」

「指先で触るだけだよ?」

「なんのために?」

「この前は触れた時にあの二人が出てきたから、また出てくるかなって」

「・・・仕方ないわね。触るだけよ?」

「わかってる」

俺は金毛神の尻尾に少し触れた。

・・・何も起こらなかった。

「つまりもふもふ金毛神のもふもふ尻尾はもふもふトリガーではなかったともふもふ」

バゴォーンッ!

「触るだけだと言ったわよね?」

冷たい視線で見下す金毛神。

「おかしい!体が勝手に動いたぞ!?」

ドゴォーン!

「ごめんなさい・・・」

「二度としないで!」

「はい・・・」

一つわかったのは、尻尾がトリガーではなかったということだった。

「私の尻尾で出て来ないなら尻尾がトリガーではないみたいね」

「そうですね!でもこれで謎が一つなくなりましたよ!」

「・・・頭でも打ったの」

「ついさっき打ちましたね!」

「あ〜・・・ごめんね?」

挙動がおかしくなった俺を見た金毛神は謝罪した。

「さて!俺も創造神と一緒に調べに行きますわ」

「大丈夫?また命を軽んじる行動はしないでよ?」

「したらみんなからフルボッコにされるね」

「それだけじゃ済まないわよ」

「ははっ!まぁ大丈夫さ」

「作者神との一件を終わらせたらまた触らせてあげるわ」

「本当に!?・・・でも報酬としてじゃなくてお互いにちゃんと仲良くなってからかな」

「そう?頑張ってね」

俺は金毛神と別れ、創造神の元へ向かった。

読んでいただきありがとうございました!


次回 第100話 なんとなく


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