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全てが集まる異世界で  作者: トーマス
第1章 異世界体験入界
16/43

第15話 対黒雷戦線:終結(後編)

ついに対黒雷戦線編終了です

お付き合いいただきありがとうございました。

『電光石火』、不発。『ドラゴン・アウト』、使用不可能。『ドラゴン・キャノン』、危険。


絶望的だった。グランジュが勝ってくれる可能性はある。だが、グランジュは防御型だ。トミーよりは攻撃力はあるだろうが、期待できない。ガズの攻撃とスピードの前で防御がどこまで持つかもわからない。


その時、心の中に声が響く

「僕は適当に選んだと言った。けど、それは嘘だ」

嘘?

「君には、才能がある。僕が君を選んだのは地球に人間として生まれながらアビリティを持っていたからだ」

アビリティを持っていた?

「僕は君の力を引き出すためのトリガーとして『電光石火』を与えた」

『電光石火』がただのきっかけだって?

「あれは本当にどこにでもある、条件がそろえば量産さえできる最弱クラスのアビリティだ。だが、君はそれを実戦クラスにまで押し上げた」

『電光石火』が最弱だって?

「それは君自身のアビリティのおかげなんだよ。もう気づいているんじゃないのか?」

俺自身のアビリティ……。

「君は全てが集まるこの世界の全てを手にすることができるんだよ」

全てを手にする?

「さあ、僕に教えてよ。君のアビリティの名は―――」



「『覚醒の日(エヴェイユ)』」



「俺は、負けられねぇんだよ!!『疾風迅雷』!!」

『電光石火』を凌駕するスピードを身に着けられるアビリティ『疾風迅雷』だが、それだけではない。青い(いかずち)を体にまとうことができる。『黒雷(ブラックサンダー)』と同種の能力だ。

俺の体力はとっくに限界で、傷も深刻だ。だが、最後にこれだけはやらないといけない。

「レイを守る!!!!」

レイに向かって振り下ろされようとしていたガズの拳は届くことはなかった。俺がここに到着した時のように顔面に青白く光り輝く拳を叩きこんだのだ。もちろん、その威力は前回の比ではない。

そして俺は、すべての力を使い果たし光に包まれる。―――転送されたのだ。


一方、ガズは祐樹の最後の一撃を受けても転送されることはなかった。

「また殴りやがってあのクソガキがぁぁぁぁ!」

「祐樹め、やりおったわ」

「調子乗ってんじゃねぇぞ、クソアマァァァァ!!」

「調子に乗っているのはお前の方だ。『ドラゴン・スケール』」

ガズによる怒りの一撃はあえなくグランジュによって止められた。

「ここまで弱っておれば十分じゃな。『ドラゴン・キャノン』」

体に負担を掛けない威力まで落とした『ドラゴン・キャノン』の直撃を受け、ガズは転送されていった。


「終わりましたね、サラマンダ―と春風のみなさん」

「グリンか?どうして何もしなかったんじゃ?」

「そうですよね。あなたが動いていれば私たちがグランジュさんを助け出す前に2人を倒しきることもできたでしょうに」

「そうかもしれませんね、レイさん、トミーさん。しかし、私の目的は別のところにありました。春風の偵察です。あの事件を生き残ったカノンさんと地球からやってきた佐野祐樹さん。興味を掻き立てられますね」

「あの事件ってなんなんですかっ?」

「わしらも知らんぞ」

「それはいずれ分かると思いますよ。私の結界を破ったのはレイさんの作戦でしょうか。どの道、マスターがやられてしまったので意味はなかったみたいですがね」

「それ以前に春風のことを知っていたならカノンがマスターだということも知っていたわけか」

「そうなりますね。ですが、他のメンバーには伝えていません。偵察も私の独断です」

「お主はいったい何者なんじゃ?」

「ふふっ、さぁ?それは皆様で推理してください。では、これで」

グリンはそのままどこかへ消えてしまった。


決闘(ゲーム)終了 勝者対黒雷(ブラックサンダー)戦線』

この後後日談を載せていくつもりです

「全てが集まる異世界で」自体はまだ続きます

詳細は追ってご連絡します

今後ともよろしくお願いします

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