映画制作
「面白いよね〜ドラマがいっぱいで。人間集まると色々あるんだね〜」とサキはメロドラマみたいな展開を面白がってる。
結局3人は入部した。ユウは4年の男にいつか印籠渡してやりたいそうだ。空手有段者の血が騒ぐのか?
4年生の岩田さんは身長が180くらいある結構イケメンだった。
スーツ姿も様になってた。中村さんに執着しなくてもモテそうなものだが。
「やっぱ年下の男に取られたのが気に入らないんじゃない?今は年下好きの女多いのにね〜
昔は女の人は働けなかったから年上のお金稼げる人を選んだけど、今は年下の方が女の人が定年後も長く稼いでくれるし生命保険も安くで入れるから優良株なのに。
意識が古いのかも?」ユウはさすが頭が良いなあ〜と伽椰子は思う。
女の人はそういう社会の変化に敏感なのかもしれない。中村さんも年上の高身長イケメンより年下の小柄な男性を選んだのは、一緒に家庭生活を歩んでいける資質を後輩男子に見たのかも?
津田梅女子大は働く女の草分け的学校だ。中村さんも卒業したらちゃんと長年働きそうな高い社会性を感じる女性だった。
そんな女性には、高圧的で相手の話をちゃんと聞けない男は、高身長イケメンでも全く魅力が無いのだろう。
意外に今日子さんが、複雑な顔してた。もしかしたら先輩の事が好きなのかもしれない。
「引きこもってたら見ること無い世界だよ。私には。
人間模様見てるだけで楽しいわ〜」伽椰子はマックの限定いちごパイを桜シェイクで食べる。
部活して友達とマックでだべってるだけで幸せだ、伽椰子は。
「今川くんが映画撮りたいって言ってたね、さっそく。」サキが思い出したように話す。
「そうそう、今の3年生が作ったロードムービーを高校時代にオープンキャンパスで見て学生でもこんな映画作れるんだ!って感動したとか言ってたね。」ユウも思い出す。
「廃墟を巡るロードムービーなんだよね。途中で仲間がオカシクなってカメラ持ってる主人公を殺そうと襲って来たり!結構ハラハラドキドキで引き込まれたって田中も言ってたね〜私も見たいんだよね。」ユウがキラキラした目で言う。
「部長がほとんど作ったものらしいけど、焼き直しで作らせてくれって今川くん頼んでたけど…私達も参加するのかな?」伽椰子が心配になる。
同級生が運転する車で旅行するのは、ちょっとハードル高い。それも廃墟なんて!
「今の3年も女子は無理だからと上級生の男の先輩に頼んで1年の時に撮影して編集やセリフ入れを女子がやったと聞いたけど。
今川くんは、私達を連れていきたいみたいだね。
ホテルとか泊まる所をちゃんと借りて昼間しか廃墟は行かないって、言ってたけど…う〜ん、どうかなあ?」サキもユウも伽椰子も腕を組んで悩む。




