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廃墟の呪い  作者: たま


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15/22

吉田先輩に静岡の廃ホテルのロケが終わった連絡をして、とにかく車を走らせて神奈川県に戻った。

「今夜はオバケトンネル近くのホテル泊まる予定だよ。とにかく除霊代わりにファミレス入ってご飯食べよう!

この先に真鶴岬あるから観光して〜夕暮れなったらバケトンで伽椰子ちゃんが走るシーン撮ってホテルにチェックインしょっ!

とにかく大変な部分を初日に撮影できて良かったよ。」今川くんの声が上ずってる。カメラに触れようとすらしない。

「やっぱり私達が騒がしくて昼間なのに出てきたのかな?」伽椰子がボソボソと隣のサキに話す。小道具のロザリオを必死に握りしめてるが逆さ十字だ。

「いやいや、アレはガラス窓に外の鳥が映って反射してたんだよ!うん、絶対そう!」サキは否定する。

「なんで、今回塩を忘れたんだろ?廃墟行くのに!

ファミレスの食卓塩でも効くのかな?」ユウも混じってブツブツ行ってる。

とにかく国道沿いにファミレスに入った。

撮影を急いでたので昼抜きだったので、皆お腹が空いて無言でムシャムシャ食べた。

皆、廃墟ホテルで見たものの話には触れなかった。

皆で風光明媚な真鶴岬へ気分を変えに車を走らせた。

「あれ?これ長谷川先輩の映画で見た場所じゃない?」ユウが気付いた。絶壁の廃墟ホテルのシーンの景色だ。

「あ〜っ、ホントだ。アレは真鶴岬だったんだ。

美術館を廃墟ホテルに仕立てたのか!

そう言われたら森もあるし、絶壁も何ヶ所もあるし、そうかあ〜」と今川くんが納得する。

「先輩なんで覚えて無かったんだろね?

場所を吉田先輩に聞かれても答えられなかったって?」サキが首を傾げる。

車を止めた駐車場も映像で見た場所だった。

「しかし、こんな観光地の駐車場で人を轢き殺そうとするスタント迷惑だったろうに。怒られなかったのかな?」今川くんも首を傾げる。

長谷川先輩のキャラを考えると、前もって許可取りをしたはずだ。

だが、ここで危ない運転はまず考えない気がする…

「そんな事言ったら、この絶壁で背中押すのも絶対悪ふざけで怒られたと思うよ。撮影だって言っても許可出ないよ、絶対!」何ヶ所かある絶壁には必ず立て看に悪ふざけするな!と注意書きがあり、ユウがそれを指さす。

「人目が無いのを見計らってぶっつけ本番で撮影したんじゃね?

俺等みたいにリハーサルとかしないで」田中がのんきに言ったが、今川くんは余計首をひねる。

「長谷川先輩がそんな事するかな?」皆押し黙った。


伽椰子はトムの映画で最初殺される友人が、ふざけてトムを乗せた救命ボートをヨットから命綱を切って漂流させたシーンを思い出しだ。

トムはあれで半殺しの目に遭い、友人を殺す決意をするのだ。

「つまり、あれは4年生の2人、岩田さんともう1人…う〜ん、根岸さん?のアドリブだったって事?

それを偶然カメラ回してた長谷川先輩が記録してたと?」ユウが口火を切って話した。

「何それ?殺人未遂じゃん!」ミサが吐き捨てた。

「ああ〜ッ、だめだ!皆、この事は帰ってからコッソリと長谷川先輩に聞こう!

吉田先輩にも話しちゃダメだよ。

僕が聞くから。ゴメン、色々思う事はあると思うけど僕に預けて欲しい。良いかな?」今川くんは口元に指を立てた。

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