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廃墟の呪い  作者: たま


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12/22

ドライブ

GW初日の朝、今川君の家に集合した。

やはりスゴい豪邸だった。田舎の伽椰子の家より敷地は狭いが城壁みたいな造りはまさに城って感じだ。

防犯カメラも至る所についてる。

「静岡の伽椰子の家も屋敷!って感じだったけど、今川くん家は御殿だね〜」ユウが見上げて感嘆する。

ワゴンへの積み込みは、今川くん家の使用人みたいな男性たちが手伝ってくれた。

「家の中にお手伝いさんじゃなくて、あんな男性達が居るところが、なんか怖いよな。お前ん家は。」田中はお礼を言った後、隣の今川くんに話し掛ける。

「ウチは日本中に金持ちだと知られてるんだよ。セキュリティどんだけ力入れても恐いよ…」今川くんが青白い顔して目を伏せる。

きっと小さい時はこわい目に遭ったのかもしれない。

車が出発すると伽椰子が、携帯で皆を撮りだす。

服装に特徴あるのは伽椰子のやるロリータフアッションの子だけなのでサキが用意してくれた服をちゃんと着てきた。

サキが映ってる私的なのと映画用にサキを除いた車内風景を別々に撮る。

「本当になんで部室なんかで岩田さん殺されてたのかな?」ひとしきり撮影済ますと今川くんが携帯の事件の概要ニュース見ながら呟く。

あれから1週間が経っていた。

「吉田さんが恋敵だった事も書いてる記事見たな。

でも中村さんが拒否してたから、そっちを疑う記事も見たぞ!」田中はこうやって女の子達と旅行行けるのがとにかく嬉しいようでニコニコしながら話す。

「あの2人が1番迷惑だよね〜でも、絶対殺すとかそんな感じじゃなかったと思うけど…」ユウが納得できない顔をする。

「それにビレッジハウスの中だから、防犯カメラも警備員の巡回も無かったから、遺体がいつ部屋に置かれたとか部屋で誰かと口論があったとか分からないんだってね。」サキも腕組みして首をかしげる。

「前日、部室には2年生4人しか出入りしてなかったって。でも、誰も岩田さんと部室で顔合わしてないって言ってるんだろ?

僕らも教えて貰ったけど、基本4年と3年は滅多に部室来なくなるって聞いてたし。」今川くんも田中の横の助手席で腕組みしてる。

「今日子さんは…岩田さん、どう思ってたのかな?」伽椰子は長谷川部長が今日子さんを慰めるために肩を抱いてたのがずっと気になってる。

「それ!俺、吉田さんから聞いたよ!

恋の成功の秘訣聞きたくて吉田さんに特別授業受けてる時に!」田中は旅行前にそんなレクチャーを受けていたようだ。

あれ?誰か3人中で気になる娘がいるのか?伽椰子は見回す。

サキはこの頃すっかり今川くんの助手として親密度増してる。田中もそれは感じてるはず。ユウの顔を見た。全く興味無さそうに外の風景を見てる。

でも、絶対伽椰子ではないと断言できる。田中は男子校で女慣れしてないが、伽椰子はもっとヒドい。

引きこもりだったので人間慣れすらしてない!

「今日子さんはね、ずっと入学当時から岩田さんの事好きだったんだって。でも岩田さんは女関係もだらしなかったらしくてもてあそばれたみたい。

お金貸してたらしいよ。まだ回収できてないみたい。」と聞いたらしい。

「結局、岩田さんを憎んだり困ってた人は多数居るって事だね。首をヒモで縛ってたから、力は男でも女でも構わないからね〜特に後ろに切れ端あったから、後から首をヒモで縛るなら。」と今川くんが言った。

「油断してないと、なかなか背中に人が居たら気になるよね?やはり顔見知りだよね〜絶対。」ユウが恋バナは無視だが、殺人には参加してきた。

田中の恋は、なかなか多難だ。

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