閑話休題 ゴーレム復活の裏側~勇者暗躍編~
ミスリルゴーレムが首都で暴れまわる9時間前。
深夜0時30頃。
多くの国民たちが夢の世界へ旅立っていく中、王族が住まうチョベリバ城の地下深くで4人の冒険者パーティーが『とある魔法陣』の前へと時空間移動していた。
「す、すごい……これは時空間魔法『テレポート』ッ!」
「い、一瞬で知らない場所に移動しちゃった」
「ゆ、勇者様って魔法も使えるんですね?」
「勇者だからね」
そう言って勇者アサヒは魔法使いクラリス、武闘家のルル、少年商人……いや少女商人へと身体が性転換したユウトを一瞥した。
アサヒたちがここに来た理由は1つ。
それは先ほど親睦の酒盛りをしている際、うっかり勇者の私物である『性転換薬』を飲んだユウトの身体を元に戻すため――とクラリスたちにはそう説明している。
……まぁうっかりに見せかけてユウトを女体化された真犯人はアサヒなのだが。
そんなことなどもちろん知らないクラリスたちは、穢れを知らない瞳でアサヒを真っ直ぐ見つめていた。
「ほ、本当にここにユウトの身体を治す方法があるんですか?」
「な、なんだか薄暗くて気味が悪い。
「あっ、見て2人とも。地面に何か彫られてある。これは……魔法陣?」
ユウトが床を指さしてクラリスとルルの気を引いている間に、アサヒはアイテムボックスから攻略本を素早く取り出した。
そのままペラペラとページを手繰り、ニヤッ♪ と口角を吊り上げた。
「うん、間違いない。この魔法陣だ」
攻略本によれば、この魔法陣には推定討伐レベル『90』オーバーの伝説のモンスター【ミスリルゴーレム】が封印されているらしい。
チョベリバ共和国の王族たちは先祖代々この封印を監視するべく、この地に根を生やしている。
その【ミスリルゴーレム】を討伐することが出来れば、褒美として王様からこの国の第一王女である純白の姫君――セラ・シルヴィア・フランソワーズ・ル・ヴィオラ・ヴァリアヌ王女の婚約者になる話を持ち掛けられる……と攻略本には書かれてある。
ただし【ミスリルゴーレム】は本当に強敵なため、挑む際はしっかりと準備を――と書かれた文章を流し読みしつつ、アサヒは小さくほくそ笑んだ。
社交界の宝石姫――セラ・シルヴィア・フランソワーズ・ル・ヴィオラ・ヴァリアヌ。アサヒは地球に居たころからセラのことが大好きだった。
チョベリバ共和国の宝石姫セラ、それはアサヒがこの世界に転移する前に発売日と同時に購入した大人向けアクションゲーム【英雄たちのヴィクトリーワールド】に登場するヒロインの1人であった。
セラはそのスケベな見た目から発売日前だというのに多くの男性ユーザーの心を鷲掴みにし、【英雄たちのヴィクトリーワールド】に登場するヒロインたちの中でブッチギリの1番人気を誇っていた。
もちろんアサヒもセラを1番に推しており、ゲームが発売されるのを今か今かと楽しみに待ちわびていた。
そして待ちに待った発売日、アサヒは【英雄たちのヴィクトリーワールド】を購入するのとほぼ同時に、【ヴィクトリーワールド】の世界に勇者として召喚された。
それはもう小便を漏らすほどビビった。
が、それ以上に喜んだ。
喜びすぎて忘我の極みのような顔になり、周りの神官たちをドン引きさせた程だ。
神様から多くのチートスキルとこの世界の『攻略本』を渡されたアサヒがまず考えたことは、
――セラルートを攻略したい、だった。
あのムチムチぼいん♪ なドスケベ☆プリンセス――セラを伴侶にしたい!
その想いに突き動かされてアザース王国の神官たちの制止を振り切り、『攻略本』の教えに従いチョベリバ共和国へと向かった。
そこで無事に名前を変えたセラと知り合うことが出来たワケだが……ここでアサヒに予期せぬトラブルが発生した。
というのもセラにはもう既に恋人が居たのだ。
名前は忘れたが身長160センチにも満たない赤髪のチビなガキンチョである。
許せなかった。それはもう絶対に許せなかった。
攻略本には赤髪のチビの存在は載っていなかった。つまりモブである。
そんなモブが自分の女(予定)であるセラの恋人を名乗っていることが許せなかった。
セラは誰にも渡さない。
カノジョはオレのお嫁さんだ!
「勇者様? どうしたんですか、急に黙って?」
「んっ? いや、何でもないよ。ちょっと考え事をしていただけさ」
魔法使いクラリスが心配そうな眼差しでアサヒの顔を見上げてくる。
アサヒは慌てて笑顔の仮面を顔に貼り付けながら、アイテムボックスから4本の小瓶を取り出した。
「さて、それじゃさっそくユウトの身体を元に戻そう。3人とも、この小瓶の中身を飲み干してくれ」
「??? なんですか、コレ?」
「身体が温かくなる魔法薬さ」
クラリスたちは訝し気な瞳を浮かばせながらも、素直に小瓶を勇者から受け取る。
が、全員マジマジと小瓶を見つめるばかりで誰1人として飲もうとはしない。
「別に毒なんかないよ」
とアサヒは苦笑を浮かべながら率先して小瓶の中に入っていたピンク色の液体を飲み干した。
そんなアサヒの様子を見て覚悟を決めたクラリスがグビッ! と小瓶の中身を一気に呷る。
釣られてユウトとルルも小瓶の中身をグビッ! と飲み干した。
その様子を心の中でニンマリと笑いながら見つめるアサヒ。
「あっ、美味しいコレ」
「爽やかな林檎ジュースみたいな味がしますね?」
「飲みやすい」
「ねっ、毒なんてなかったでしょ?」
毒は、ね? と心の中でそう呟きながら、クラリスたちに向かって笑みを溢すアサヒ。
クラリスたちは少しでもアサヒを疑ってしまったことを恥じるように、勇者に声をかけようとして――
「あ、あれ? か、身体がポカポカする? というよりも……あ、熱い?」
「ハァハァ……んくっ❤ な、ナニコレ……っ❤」
「ふ、服が肌にこすれる度に……んんっ❤」
クラリスとユウトとルルが頬を真っ赤に紅潮させながら、何かを堪えるようにモジモジと身体をクネらせる。
……始まったか。
アサヒは心の中でニッチャリ♪ と邪悪に口角を引き上げながら、心配する顔を作って3人の身体に触れていく。
「大丈夫、3人とも? 顔色が悪いけど?」
「んひぃぃぃぃぃ~~~っっ!?❤❤❤ だ、ダメダメっ!? 勇者様ダメっ!? 今、身体に触れられたらんひぃぃぃぃぃ~~~っっ❤❤❤」
「ハァハァ……❤❤❤ お、お股が熱い……熱いよぉぉ~~~っっ❤❤❤」
「か、身体が敏感に……くっは❤ も、もう立ってられな……っ❤❤❤」
クラリスとユウトとルルは3人同時に膝から崩れ落ちる。
そして3人の目の前にズボンの上からでもハッキリと分かるほどパンパンに膨らんだアサヒのソーセージが現れる。
瞬間クラリスたちは「あっ❤」と14歳の少女にあるまじきメスの声をあげた。
流石は大金を叩いて買った高級発情薬、効き目はバッチリである。
「どうしたの3人とも? 目が怖いよ?」
「ハァハァ……ごくりっ❤ ゆ、勇者様のアレが……アレがっ❤❤❤」
「な、なんで? 僕、男なのに……どうして? ハァハァ……っ❤❤❤」
「も、もう我慢できないっ❤ ごめん、勇者っ❤❤❤」
クラリスとユウトとルルはアサヒに「ごめんなさい!」と何度も謝りながら、我先にとばかりにアサヒのズボンへと手をかけた。
荒々しい手つきでズボンとパンツを剥ぎ取り、ビンビンにそそり立っているアサヒのアサヒを恍惚とした表情で見つめる3人。
「ちょっ、なにしてんのさ3人とも!? 正気に戻れ!」
と口だけクラリスたちを制止するようなことを言いつつ、彼女たちの暴走を止める気配は微塵もないアサヒ。
それもそのハズ。
なんせコレがアサヒの目的だったのだから。
【ミスリルゴーレム】を復活させる条件、それは魔法陣に生命力を注ぐこと。
生命力を注ぐにはどうしたらいいか?
簡単である。魔法陣の上で生ハメ交尾をすればいいのだ!
当初の予定ではテキトーに娼館で女を買ってから訪れるハズであったが、図らずも極上の素材となる女が3匹手に入った。
あのバカで無鉄砲な青髪の少年剣士には感謝しかない。
本当に異世界人というのはオツムが足りないんだなぁ、と実感させられる。
ただのNPCが神に選ばれた勇者に勝てるハズがないのに。
「ハァハァ……ご、ごめんなさい勇者様❤❤❤ ごめんなさい、ごめんなさい……っ❤❤❤」
「ぼ、僕は男の子なのに、男の子なのにぃぃ~~っっ❤❤❤」
「じ、自分を抑えきれない……あ~~~むっっ❤❤❤」
「だ、ダメだ3人とも――うわぁぁぁ~~~っっ!!」
あ~んっ❤ と大きく開いたクラリスたち3人のお口が勇者アサヒの股間へ近づき、そして――ケダモノの夜は始まった。
そこには理性なんてモノは存在しない。
3匹のメスが1匹のオスを取り合うように汗だくで絡み合っている卑猥極まりない光景が広がっていた。
気がつけばクラリスたちの頭の中は勇者アサヒでいっぱいになっていた。
少年剣士シュートとの思い出は勇者アサヒに与えられる強烈な快楽で上書きされ、恋心がねじ曲がっていく。
そしてケダモノのように4人が絡み続けること数時間。
城の外では太陽がゆっくりと顔を出し新しい1日の始まりを告げようとしている頃、クラリス、ユウト、ルルの心は完全に勇者アサヒに染められていた。
「ちゅぱっ❤ んれろぉぉ~~っっ❤❤❤ ゆ、勇者様ぁぁぁ~~っっ❤❤❤」
「ちゅぅぅぅ~~~……ポンッ❤ ハァハァ……れろぉぉ~~っっ❤❤❤」
「勇者のタマタマ、美味しい……っ❤❤❤ ちゅぅぅぅ~~~っっ❤❤❤」
「そうそう、使用後はキレイキレイしないとね」
勇者アサヒは股間の肉棒に群がりクマさんのように舌を伸ばしてペロペロしているクラリスたちを満足気に見下ろす。
もう誰も少年剣士シュートのことや、ユウトを元の男の身体に戻すことなど頭の中にはなかった。
「さて、これだけ生命力を注ぎ込めば流石に封印も解けただろう」
アサヒは美味しそうに股間のフランクフルトをペロペロする乙女3人から視線を切り、地面に彫られた魔法陣へと意識を向けた。
ミスリルゴーレムが封印されている魔法陣は淡く輝いており、復活に必要な生命力を満たしたとアサヒに言外に教えてくれていた。
「よしよし、順調だな。攻略本には封印解除は5時間後って書かれていたから、大体午前9時30頃かな?」
アサヒはアイテムボックスから懐中時計を取り出しながら、時刻を確認する。
現在午前4時30分前。
ミスリルゴーレムを討伐する前に、ひと眠りしたい所だが……チラと自分の股間に群がるメス豚どもを一瞥する。
全員アサヒの股間に顔を埋めながら、モノ欲しそうに腰をモジモジさせていた。
「まったく、しょうがない奴らだな」
クラリスたちを少年剣士に返却するにしても、あと数時間はある。
ならその数時間を思いっきり楽しむのも悪くない。
……まぁクラリスたちが素直に少年剣士シュートのもとに戻るかどうかは知らないが。
「おら、股を開けメス共っ! 上手におねだり出来たヤツからハメハメしてやるぞ!」
「「「~~~~っっ❤❤❤ はいぃぃぃ~~~っっ❤❤❤」
クラリス、ユウト、ルルは完全に蕩けた表情でクパァッ♪ と大胆にユウトに向かって大股を開いた。
とくにユウトはもう男としての自我が完全に崩壊しているように見える。勇者アサヒにハメて欲しくてたまらず、腰をフリフリと左右に艶めかしく振っていた。
その姿に勇者アサヒは「クックッ!」と笑みを溢しながら、ガバッ! と女体にダイブした。
肉欲の宴はまだ始まったばかりである。




