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白井キャプテンの物語  作者: AI(御茶之川)
2/11

ラーメン銀河があったんだが。

白井キャプテン「見ろォ!!ラーメン銀河だァーーーーーッ!!!✨」


カムパレル「来ちまったよ!!本当に来ちまったよ!!!」


宇宙船《オデッセイβ》の窓の外。


そこには、

巨大などんぶりみたいな惑星が浮かんでいた。


星全体が湯気を出している。


海はスープ。


大陸はチャーシュー。


山脈は極太麺。


しかも空には、

半熟卵みたいな月が浮いていた。


ジェントル「ガンダでうまそう!!!」


ネクタイ「……いい星だ」


カムパレル「お前もう移住しろよ!!」


タルト『解析結果。“ラーメン星メン=タル”。時間流動法則が通常宇宙と異なります』


白井キャプテン「どう違う?」


タルト『この星では“ラーメンが伸びる速度”に比例して時間が進みます』


沈黙。


カムパレル「……は?」


タルト『つまり麺が伸びるほど、時間加速が起こります』


ネコさん「のんびり食べるとおじいちゃんになるにゃ〜」


カムパレル「嫌すぎる世界観!!!」


その瞬間。


近くの屋台から悲鳴。


「誰か助けてくれぇぇぇ!!」


白井キャプテン「事件だ!!!」


カムパレル「絶対関わるなよ!!?」


屋台へ向かう一行。


そこには、

白髭の老人がいた。


店主『客が三日前から食い続けてるんだ!!』


カムパレル「三日!?」


店主『この星じゃ普通なら五分だ!!だがアイツ、“猫舌”なんだ!!』


一同、

ゆっくり振り向く。


店の奥。


一人の男が、

慎重にフーフーしていた。


ふー……


ふー……


麺、のびる。


宇宙、加速。


タルト『現在この屋台周辺のみ、時間が482倍速になっています』


カムパレル「たった一人の食事で時空歪むな!!!!」


白井キャプテンの目が輝く。


白井キャプテン「面白ぇぇぇぇぇ!!!」


カムパレル「帰れ!!!!!」 ⚡


男は、

慎重にラーメンを持ち上げていた。


ぷるぷる震える箸。


ふー……


ふー……


麺、のびる。


時間、加速。


店主『うわぁぁぁ!!また老けたァァァ!!』


カムパレル「店主のヒゲ伸びてる!!?」


タルト『周囲時間流速、現在913倍』


ネコさん「お肌に悪そうにゃ〜」


白井キャプテンは、

興味津々で男を覗き込む。


白井キャプテン「なんでそんなゆっくり食ってんだ?」


男「……熱いんだもん」


カムパレル「“だもん”じゃねぇ!!宇宙壊れかけてんだぞ!!」


すると突然。


ゴ ゴ ゴ ゴ……


惑星全体が揺れ始めた。


タルト『警告。麺の伸長率が限界値突破』


白井キャプテン「おっ」


タルト『このままでは“超過茹で現象”が発生します』


カムパレル「なんだそれ!?」


タルト『星全体の麺が一斉に伸び切り、時間が永久暴走します』


カムパレル「ラーメンで宇宙終わるな!!!!」


外を見る。


山脈みたいだった麺が、

ぶよぶよに膨らみ始めていた。


海のスープが渦を巻く。


チャーシュー大陸が崩れる。


店主『もうダメだァァ!!メン=タル星は終わりだァ!!』


ジェントル「ガンダでどうにかするぜ!!!」


カムパレル「どうにもならねぇよ!!」


その時。


ネクタイが、

ゆっくり立ち上がった。


ネクタイ「……つまり」


全員が見る。


ネクタイ「伸びる前に食えばいいんだろ」


沈黙。


カムパレル「……は?」


ネクタイは、

静かにパンナイフを抜いた。


白井キャプテン「あ、来たな。“本気メシモード”」


カムパレル「何その嫌すぎる形態」


次の瞬間。


ネクタイ、

消える。


シュバババババババッ!!!!


神速。


いや、

もはや残像がラーメンを食っている。


ズルルルルルルルルルル!!!!


星中の麺が、

ものすごい速度で消えていく。


カムパレル「食ってる!?!?」


タルト『観測不能速度。“超高速麺処理”を確認』


店主『速ぇぇぇぇぇぇ!!!』


ネクタイ「……まだある」


ジェントル「オレも行くぜぇぇぇ!!ガンダ麺吸引!!!」


ズゴォォォォ!!


ジェントル、

走りながらラーメンを吸う。


速すぎて周囲にラーメン竜巻が発生。


ネコさん「塩分すごそうにゃ」


カムパレル「感想そこ!?」


だが、

惑星の揺れは止まらない。


タルト『警告。まだ足りません』


白井キャプテン「よぉぉぉし!!ならオレも!!!」


カムパレル「お前まで行くな!!」


白井キャプテンは操縦席へ飛び込んだ。


白井キャプテン「タルト!!例の機能だ!!!」


タルト『……本当に使うんですか?』


白井キャプテン「もちろん!!!」


宇宙船《オデッセイβ》が変形する。


ガコン!!


ガコン!!


巨大な金属の箸が展開。


カムパレル「嫌な予感しかしねぇ!!」


白井キャプテン「《超銀河麺すすりモード》起動ォォォォ!!!!」


カムパレル「なんで搭載されてんだよそんな機能ォォォォ!!!」


宇宙船《オデッセイβ》の先端から、

巨大な金属の箸が伸びる。


ゴ ゴ ゴ ゴ……


惑星サイズ。


もはや工事現場とかそういう次元ではない。


カムパレル「でかすぎるだろ!!」


白井キャプテン「照準合わせろォ!!」


タルト『了解。《超銀河麺すすりモード》、出力90%』


ジェントル「ガンダで吸うぜぇぇぇぇ!!」


ネクタイ「……麺が逃げる」


実際、

山脈みたいな麺がうねうね動いていた。


店主「うわぁぁぁ!!星麺が暴走してるゥ!!」


カムパレル「名前がもう嫌なんだよ!!」


その瞬間。


白井キャプテンが叫ぶ。


白井キャプテン「今だァァァァ!!」


ガシィィン!!


巨大箸、麺を捕獲。


同時に、

宇宙船後部の巨大吸引口が開く。


ズ ゴ ォ ォ ォ ォ !!


吸う。


とんでもない勢いで吸う。


海みたいなスープが巻き上がる。


チャーシュー大陸が揺れる。


カムパレル「食い方が災害なんだよ!!」


タルト『麺処理率32%……48%……61%』


ジェントルも並走する。


ジェントル「うおおおおおお!!!」


ズルルルルルルル!!


超高速すすり。


熱すぎて口から煙が出ている。


ネコさん「火傷しそうにゃ」


ジェントル「気合い!!!」


カムパレル「万能じゃねぇんだよその言葉!!」


だが、

まだ足りない。


空では、

半熟卵みたいな月がぐつぐつ煮え始めていた。


タルト『危険。時間暴走まで残り三分』


店主「終わりだァァァ!!全宇宙が伸びるゥゥゥ!!」


白井キャプテン「まだだ!!ネクタイ!!」


ネクタイ「……ん」


白井キャプテン「例の技を使え!!」


カムパレル「例の技って何!?」


ネクタイは静かに、

パンナイフを構えた。


宇宙が静まる。


タルト『観測。“製麺奥義”を確認』


カムパレル「嫌な単語しか聞こえねぇ!!」


ネクタイ「……ラーメンは」


ス……


ナイフが光る。


ネクタイ「伸びる前が、一番うまい」


斬った。


次の瞬間。


惑星中の麺が、

一斉に均等サイズへ切り分けられる。


ザ ァ ァ ァ ァ ッ!!


カムパレル「ええぇぇぇぇぇ!?」


店主「完璧な湯加減だァァァ!!」


タルト『麺時間流動率、急停止』


ぐらり。


惑星の揺れが止まる。


スープの海が静まる。


時間加速が、

ゆっくり消えていった。


静寂。


そして。


店主「……助かった」


カムパレル「終わった……」


ジェントル「ガンダで腹減った!!」


ネコさん「塩分控えめにするにゃ」


白井キャプテンは、

満足そうに腕を組んだ。


白井キャプテン「いやぁ、いい星だったな!!」


カムパレル「二度と来るか!!」


するとタルトが、

静かに告げる。


タルト『なお皆様』


白井キャプテン「ん?」


タルト『この星ではラーメンの伸びに比例して時間が進みます』


カムパレル「それは聞いた!!」


タルト『先ほど皆様は惑星規模のラーメンを超高速で消費しました』


沈黙。


カムパレル「……つまり?」


タルト『現在、宇宙全体の時間が三日ほど早送りされています』


カムパレル「なんで毎回オチで問題増えるんだよォォォォ!!!」


宇宙全体が、

三日分だけズレていた。


星の位置が微妙に変わっている。


通信ログが増えている。


しかもタルトのモニターには、

大量の苦情が表示されていた。


『銀河会議を無断欠席した件について』

『時間税の請求』

『巨大なラーメン臭が観測された件』


カムパレル「終わった……社会的に終わった……」


白井キャプテン「細かいことは気にするな!」


カムパレル「お前は少し気にしろ!!」


店主は深々と頭を下げた。


店主「ありがとう……君たちはこの星の英雄だ……!」


ジェントル「ガンダで助けたぜ!」


ネクタイ「……ラーメン、うまかった」


ネコさん「平和が一番にゃ〜」


その時だった。


空に浮かぶ半熟卵の月が、

ゆっくり割れ始めた。


パカッ。


中から、

金色の液体が宇宙へ流れ出す。


カムパレル「今度は何だァァァ!?」


タルト『解析。“時間黄身核”です』


白井キャプテン「おっ、持って帰れる?」


カムパレル「やめろ!!絶対やめろ!!」


しかし、

店主が笑った。


店主「持っていくといい」


一同「え?」


店主「この星のラーメンは、誰かに食べてもらってこそ意味がある」


ネクタイ「……いいこと言う」


店主「ただし」


店主は真顔になった。


店主「絶対に、一気飲みするなよ」


白井キャプテン「了解した!!」


カムパレル「今一番信用できねぇ返事だったぞ!!」


タルト『なおキャプテンの脳内好奇心メーターが上昇中』


カムパレル「監視しろ!!止めろ!!」


宇宙船《オデッセイβ》は、

大量のラーメン土産を積み込み、

ゆっくり離陸した。


窓の向こうでは、

ラーメン星メン=タルの湯気が、

静かに宇宙へ漂っている。


ジェントル「次はどこ行くんだ!?」


白井キャプテン「そうだなぁ……」


タルト『近隣宙域に、“会話すると重力が増える星”を確認』


カムパレル「嫌な予感しかしねぇ……」


ネクタイ「……静かな場所ならいい」


白井キャプテンは、

ニヤッと笑った。


白井キャプテン「よぉぉぉし!!行くぞお前らァァァ!!」


ジェントル「ガンダで出発だァァァ!!」


カムパレル「だから毎回雑なんだよォォォ!!」


笑い声と悲鳴を乗せて、

宇宙船《オデッセイβ》は、

次の銀河へ消えていった。


その後、

ラーメン星メン=タルでは、

彼らのことがこう語り継がれたという。


“世界を救った伝説の旅人たち”

“ただし食い方は最悪”


完。



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