現代妖怪 伝説
授業が始まって友達3人を見ると、机に伏せてほとんど寝てしまっている。授業が終わり下校時間になり美香と門を出ると3人が待ち構えていたように、悟空と美香の行く手を阻み縄で束縛されて、あの森の中の禁足地へ歩かされている。
悟空は抵抗もせず、成り行きに任せている。美香は「3人とも、どうしたの?離して!」と暴れているが目の前に1本の木が見えてきたが、その木は枝が気持ちが悪い程に歪み変形している。美香も異変を感じたのかその場に座り込んでしまっていた。悟空はそれを見て樹木子と言う人間の血を吸う妖怪だと、わかった。
樹木子から「来たか悟空、お前の目的は何だ?」と言われ悟空は「人間になる為に日本に来たんだよ。」と半分、嘘をついて答えた。すると「うん?甘い匂いがするな。」と樹木子が枝を伸ばして美香の方へ来た。
悟空は縄を切り(う、バレたか?)と思い。如意棒を呼び目の前の樹木子を縦割りに割くと「ギャアァァァァ!」と木片となり叫び散った。
3人は、その場に立ったままキョトンとしている。勇は「俺何で此処にいるんだ?あれ、お前達も?」と道と光輝を見た。
美香は樹木子の最後を見て気を失ってしまい、そこで倒れてしまっていた。道と勇と光輝は美香を悟空に託し、トボトボと、それぞれの家に帰って行った。
悟空の背中に背をわれ家に帰って美香をベッドなに寝かせた。その寝顔に三蔵の面影を感じながら頬を撫でていた。(あの頃は責任を果たす為に三蔵を守っていたが、今は自分の為に守っているが、これが愛の為なのかわからない。)
考えているうちに、美香の目が覚めて言うのだ。
「悟空、全て思いだせたぞ。私にも心残りがあったようだった。」「この時代で、それがみつかるのかは、わからないがお前に会えた事が答えになるんだろう。」と美香が悟空に言うのだ。
(会うべき2人が此処で出会ったという事か?)と悟空は思った。
屋根の上の姑獲鳥が「美香の蓮の花の匂いが強くなっているぞ、悟空よ気を付けろ!来るぞ強い奴が来る。」「もう、匂いは消せないほどに香っている。」と鳴き始めるのを聞いて悟空は(覚悟を決めて美香は必ず守ってみせる!)と心に誓っていた。




