現代妖怪 伝説
伸びた勢いで胴体へ如意棒を打ち込んだ。8つの頭が苦しみ悶えるが、1つの頭が鎌を持ち上げ美香へ遅いかかってきた。すると、勇(玉龍)が頭を美香を見る形で向き合うと後ろ足で蛇の頭を蹴り上げる。
もう私(緊箍児)は持たない(駄目だ!)「バッキーン!!」
「緊箍児!」美香が叫ぶと、弾けた欠片達が美香の手の平の上に「バラバラ」と乗る。(ほんとに、ありがとう。)
「ちゃんと後で、直して貰うからね。」と言いポケットへ入れる。
私はぼやける意識のなかでも、この戦いを最後まで見なければと思い頑張ってみる。
「悟空、8つの頭の1つが本体と繋がっているはず。」三蔵法師であった時の記憶を思い出した。沙悟浄も八戒も玉龍も瀕死の状態になっていた。それを思い出して胸が苦しくなり両手で九字を切ると金の色の字文字、臨、兵、闘、者、皆、陳、列、在、前、の九字が空中に浮かび上がり悟空と沙悟浄、八戒、玉龍の額に消えていった。(もう後は、祈る事しか出来ない。)と美香は思い、真言を必死に唱える。
「ゴオォォォ!!」山の奥底から山鳴りが聞こえ初めて息吹が「土地の破壊行為は許せん!」と言うと、「ズズン!ズズズ!」急に重力がかかって、身体が押しつぶされそうになるが八岐大蛇の所では8つの頭が地べたへ着いて鎌首が上げられなくなるほどの重力が掛かっているみたいだ。
美香は「息吹ありがとう。」と言いまた、真言を唱えるとさっき美香に攻撃してきた1つの頭から大粒の汗が吹き出てきた後、重力が無くなり大人しくなった八岐大蛇が、悟空に「あの物に操られて、ここまで来たが、お前の力はそんなもんなのか?」悟空は「ほぼ人間になりつつあるからな。」
八岐大蛇が「妖仙に戻る気は無いのか?お前と一対一の勝負をしたかったよ。」と言うと「俺は無闇な戦いはしないぞ、昔も今もな。」悟空が美香の肩に手を掛け言っている。
「道、光輝、帰ろう。」と言う悟空に八岐大蛇が「我の身体を支配した者を追いかけるつもりだ。」
「捕まえてどうする?」と悟空が言うと、八岐大蛇が「辱めたつぐないをして貰う為さ。天探女はあれでも神なのに、愚弄にも程がある。高天原で決着をつける。」
「その時はそなた達に知らせよう。」と言う。
美香が「神々の争いには関与できませんが、AI知能の暴走だけは、人間が解決しなければなりません。」
情報通の光輝が「方法は有りそうだから大丈夫だよ。」と言う。
悟空が「八岐大蛇、お前は強い。もう二度と会いたくないぞ。」と笑いなが言う。




