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(雀豪戦記・現代編)MJ-1 雀武帝杯  作者: ヒルキ 将
第1章『初心者カモネギ編』
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14/16

第14話「武装麻雀②才能開花?」

【東2局】 ドラ:3

東:吉太郎 南:恭次郎 西:剛志 北:一輝

東:吉太郎 二三六七九2246②⑤東東發

南:恭次郎 一三伍八九1279①③⑥⑦

西:剛志  一三四六七八2344②⑥⑧

北:一輝  伍六八236⑤⑥⑦北北白白


配牌を取り終えたところで、吉太郎が聞いた。

「さぁ、どうするだ? 『お前は休め』を発動するだか?」剛志は少し考えたが、宣言した。

「今回も雀帝さまに休んでもらうぜ!」

「・・・分かった」と言って、一輝は手牌を伏せた。

「(まぁ、ドラ二枚で役牌の種が二つある。当然だろう・・・)」2局連続の自摸切りマシーンと化した。

「(一輝の手牌が相当いいだか? 敵が一人減るだ)」吉太郎は安心した。

「(剛志(コイツ)は、手牌構成で考えていない。おそらくドラ持ちだ。場が安くなった)」恭次郎は推理した。

三巡後。剛志は、全員の手牌を確認する事もなく聴牌すると同時に二を自摸って②を切ってリーチをかけた。

「立直! 放銃免除発動!」(①が適用される)

西:剛志  二三四六七八23444⑥⑧

「一発自摸! 裏ドラ『4』が三つ乗ったぜ! 倍満だ!」【立直(1)、一発(1)、自摸(1)、タンヤオ(1)、ドラ(1)、裏ドラ(3)】

「(三色は狙わないだか? まだ四巡目だ・・・)」吉太郎は疑問に思った。

東:吉太郎 二三六七2246⑤⑥⑦東東

「(開始早々4巡目で倍満だと・・・。タンヤオドラ1を倍満に仕上げるなよ!)」恭次郎は、冷や汗をかいた。

南:恭次郎 一三伍八九1267③④⑥⑦

「・・・(よく裏ドラが乗ったな・・・)」一輝は感心した。

北:一輝  伍六七八23⑤⑥⑦北北白白

ただの嵌張(カンチャン)⑦引き、裏ドラ3枚ではなかったが、三人は気づかなかった。


麻雀で一人だけ点数が突き抜けた場合、他の三人は打ち方を変える。


【東3局】 ドラ:北

東:恭次郎 南:剛志 西:一輝 北: 吉太郎

東:恭次郎 二三伍七279③④⑥東北白發

南:剛志  一三四六八26⑥⑦東東白白

西:一輝  伍六八3457④⑤⑥⑧南中

北:吉太郎 二四六九2237②⑤⑥北北


配牌を取り終えたところで、恭次郎が聞いた。

「剛志、どうする? 誰に対して『お前は休め』を発動する?」剛志は躊躇せずに答えた。

「北家の吉太郎先輩に休んで貰うぜ!」

「(北二枚持ちか? ドラは安牌だ。場が安くなる!)」恭次郎は直感的に確信した。

「(和了役は、俺か? 恭次郎か?)」一輝が作戦を練った。


「北」恭次郎の第一捨て牌に剛志は反応を見せた。

「(分かり易い奴だな。字牌を鳴きたいのか・・・)」恭次郎は見逃さなかった。

「2」剛志の第一捨て牌は、九を引き入れて索子を切った。

「(染め手か?)」一輝は訝しがった。

「南!」一輝の捨て牌にも同様の反応を見せた。

「(スルーだか、東と三元牌が欲しいだか?)」吉太郎は、蚊帳の外だった。

東:恭次郎 二三伍七279③④⑥東白發 白→2

二三伍七79③④⑥東白白發 

恭次郎は都合よく白が重なったので、字牌を絞ることにした。

「(まだ、充分形ではない・・・)」

自摸切りマシーンの吉太郎は、發を切った。剛志が欲しそうに見ていた。

「(鳴きたいのが見え見えだ。分かり易い欠点だ・・・)」恭次郎は、6を引いて發を切った。

「6」剛志は、九を引いて索子を切った。

「(一直線か・・・。さて、どちらの色だ? それにどこで字牌を切るかが鍵だな・・・)」と、考えている傍から好牌を引いた。一輝は、7を引いて中を切った。

西:一輝  伍六七八34577④⑤⑥⑧

「(ほれ! 動いてみろ!)」剛志は、無反応だった。

「(この勝負、剛志の負けだで・・・。鳴かせるために切られている牌で鳴けていないだ・・・)」

吉太郎は暇なので、三人の弱点(キズ)を観察していた。

東:恭次郎 二三伍七679③④⑥東白白 伍→9

「(東は押し出される形だな・・・。剛志は充分形か?)」

次巡で、恭次郎を悩ませる形になった。⑤を引いた。

東:恭次郎 二三伍伍七67③④⑤⑥白白 ⑤→東

「東!」恭次郎の捨て牌に剛志が食い付いた。

「矻(ポン)」そして、脂っこい⑥を切った。

南:剛志  一三四六八九九⑦白白 矻(ポン)(東)東東 東→⑥


西:一輝  伍六七八34577④⑤⑥ ③→⑧


東:恭次郎 二三伍伍七67③④⑤⑥白白 四→七

「七!」剛志は雰囲気から行っても聴牌していなかった。だから、恭次郎は一枚だけ押して、次の自摸で決断するつもりだった。

「吃(チー)」剛志が食い付いた。

南:剛志  一三四九九白白 吃(チー)六(七)八 矻(ポン)(東)東東 七→⑦

「(⑦? 萬子が余らないだか? それで和了しなければダメだ。そんなの甘いメンツではないだ)」吉太郎はイライラした。


東:恭次郎 二三四伍伍67③④⑤⑥白白 5→⑥

「(潮時だな・・・。黙聴牌で白待ちだ・・・。立直をかけられる訳がない)」恭次郎は、半分手仕舞いをした。


西:一輝  四伍六七八34577③④⑤ 四→⑥

「立直!」一輝が勝負をかけた。


「! 先に打たれちまった! 三回積もるぜ!」剛は動揺した。

「構わないけど、和了の形でも二枚は捨てなきゃ駄目だぜ!」一輝が念を押した。

「分かったよ!」

剛が自摸ったのは、一三六だった。

「一枚も使えない!」自摸切りした。

「一発だな! ご苦労さん」

「三枚とも萬子か? 呆れた奴だで」吉太郎は呆れかえった。

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