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ダグダの武具とモリガン
ダグダは、ムリアスの都市から尽きぬ大釜をもたらした神であった。トゥアハ・デ・ダナーンの中でも重んじられる彼は、大釜の他にも、幾つもの武具を携えていた。
彼は、大きな棍棒を携えていた。名をロルグ・モールといった。その頭で打てば、一撃で九人が斃れた。だが柄のほうで触れれば、斃れた者を生き返らせることもできた。
彼の大釜は、コィレ・アンシク、尽きぬ釜と呼ばれた。幾人が汲もうと、空になることはなかった。この釜から、不満を抱いて去った者はいないという。柄杓は、二人の男が中に入れるほど大きかった。
樫の木で作られた竪琴ウァハネもまた、彼のものであった。奏でれば、泣きの調べ、笑いの調べ、眠りの調べの三つを、思うままに操った。呼びかけの言葉をかければ、竪琴は自ら壁を離れ、彼のもとへ飛んだという。
戦を前に、サウィンの日、ダグダは川のほとりでモリガンに出会った。彼女は、片足を岸の両側にかけて、身を洗っていた。
二人は結ばれた。
モリガンは、フォモールの王の力を、魔術で打ち砕くと約束した。彼女は、戦の詳細をダグダに明かした。




