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時代の終わり
フィンの最期について、通例の伝えはこう語る。
フィンは、ボイン川のアース・ブレアで、ルアーニ・テムラハとの戦いの最中、アイクレハ・マク・ドゥヴドレンの手にかかった。
アイクレハは、フィンの首を刎ねた。
十世紀の詩人キナエド・ウア・ハルタカン、年代記家たちはこのように伝えを残している。
生き残ったのは、オシーンと、カイルテ・マク・ロナーンだけであった。
『老人たちの語らい』は、この二人が二世紀ののちに聖パトリックと出会い、過去の武勲を語り聞かせるという逸話である。
オシーンが、ニアヴに連れられて常若の国ティル・ナ・ノーグへ渡り、長い歳月ののちにアイルランドへ戻るという筋は、近世の詩で特に発展したものである。中世の原典に、確たる形で存在するわけではない。
それでも、フィアナの物語は、丘に木霊する角笛の音のように、幾世代にもわたって語り継がれてきた。




