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ガウラの戦い
フィアナの力は、年を追うごとに大きくなっていた。
彼らがアイルランド各地に課す貢ぎ物は重く、上王カルプレ・リフェハルはこれをかねてより苦々しく思っていた。
タラでの宴の折、カルプレはオスカルに槍の交換を申し出た。
オスカルはこれを拒んだ。
両者の間に、激しい言葉が交わされた。
カルプレは、使者を立てて告げさせた。
「以後、フィアナに貢ぎ物を払うことも、彼らを耐え忍ぶこともしない」
アルスター、レンスター、コナハトから、大軍が集められた。
フィンの宿敵ゴル・マク・モルナにつくフィアナの一派も、その旗の下に加わった。
フィンの側には、マンスターの人々とデーシ族が加勢した。
ガウラの戦いが始まる。
フィンの孫オスカルは、戦場でカルプレを討った。
だが、彼もまた深い傷を負い、そのまま息絶えた。
孫の死に、フィンは生涯でただ一度、涙を流したと語られる。
この戦いを境に、フィアナは力を失った。




