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ケシュ・コラーンの砦

和解ののち、二人は、ケシュ・コラーンの地を与えられた。

ディルムッドは、そこに砦を築いた。ラース・グラーニアと呼ばれる砦である。


歳月が流れた。二人の間には、四人の息子と、一人の娘が生まれた。


ある日、グラーニアは夫に言った。

上王である父と、フィンを、この館に一度も招かないのは恥であると。

ディルムッドは、二人が己の敵であることを訝しんだが、許した。宴の準備には一年をかけ、宴は、それからまた一年続いたという。


だが、フィンの胸には、消えぬ怨みが残っていた。燃え残った炭のようなものであった、と語られる。

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