↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/36

タラの火

サウィンの夜ごと、タラの宮に一つの災いが訪れていた。

ミディナの子アイレンである。

彼は竪琴を奏で、聴く者を眠らせたのち、火を吐いて宮を焼いた。この災いは、幾年も続いていた。


フィンはタラへ赴いた。

彼は上王に申し出た。この災いを防ぐ代わりに、亡き父の座、フィアナの首領の座を己に与えよと。


彼は、フィアハ・マク・コンガから一本の槍を借りた。穂先には毒が塗られ、これを額に当てれば、竪琴の調べにも眠らずにいられるとされた。


サウィンの夜、アイレンは現れた。

竪琴の調べに、宮の者は皆眠りに落ちた。

フィンだけが、目を開けたままであった。

アイレンが火を吐こうとした瞬間、フィンは槍を放ち、これを討った。


約束は果たされた。

フィンは、フィアナの首領となった。


当時の首領ゴル・マク・モルナが、どのようにこの座を譲ったのか、伝えは一つに定まらない。即座に道を譲ったとも、後年になって和解したとも語られる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。