前へ目次 次へ 24/36 クヌハの戦い アイルランドには、フィアナと呼ばれる武人団があった。 武人団は、二つの氏族に分かれていた。 バイスクネ氏族と、モルナ氏族である。 バイスクネの首領クウァル・マク・トレンモルは、ドルイドのタドグ・マク・ヌアダトの娘、ムルネを娶った。 父の意には反していた、と伝えられる。 タドグは上王コン・ケードハタハに訴え出た。両氏族はクヌハの丘で相まみえ、バイスクネ氏族の首領クウァルは討たれた。 たが、ムルネは身籠っていた。 生まれた子は、デムネと名づけられた。