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デアドラとウシュネの息子たち
宮廷では、もう一つの悲劇が、既に始まっていた。
予言者カハヴァハは、生まれたばかりの娘デアドラを見て告げた。「この子は、多くの争いの因となるであろう」
コンホヴァルは、この娘を己の妻とするため、人里離れて育てさせた。
だが、成長したデアドラは、ウシュネの子ノイシュと愛し合った。ノイシュには、アインレとアルダンという兄弟があった。
デアドラと三兄弟は、アルスターを離れ、アルバへ渡った。そこで彼らは、狩りをし、歌い、故郷を離れた日々を送った。
コンホヴァルは、デアドラを取り戻すことを望んだ。使者が送られ、安全を保証するという約束のもと、一行は帰還した。
だが、帰還は罠であった。ノイシュと兄弟は、王の命によって殺された。
デアドラは、エオガン・マク・ドゥルタハトのもとへ連れて行かれる道すがら、大きな石に頭を打ちつけて命を絶った、と伝えられる。単に「自ら死を選んだ」とのみ語るのではなく、追い詰められた末の死として、この物語は伝わっている。
ファーガス・マク・ロイは、王の裏切りに憤った。
彼はアルスターを去り、コナハトの女王メイヴのもとに身を寄せた。
この日の怒りが、後にクーリーの牛争いで彼をメイヴの側に立たせることになる。




