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第13章: 「勇者との接触」
第13章: 「勇者との接触」
北の森は静かだった。
木々の隙間から差し込む光が、カイルの鎧を照らす。
「...来たな」
草むらから現れたのは金髪の青年。
背中に光る聖剣。表情は真っ直ぐで、迷いがない。
勇者レオン。Lv.18
カイルはゆっくりと剣を抜いた。
「ボスからの命令だ。お前を連行する」
レオンは笑った。
「ボス?あの魔王か。ちょうどいい。倒しに行くところだった」
刹那。
二つの剣がぶつかり合った。
キン!
衝撃で周りの木々が揺れる。
カイルは思った。
『強い...でも、引けない』
『負けたらボスに顔向けできない』
「フッ」
レオンの剣がカイルの肩を掠めた。
血が飛ぶ。
「痛いな...」
カイルは歯を食いしばった。
でも、目が笑っていた。
「ボスのためなら、死ねる」
その言葉を聞いた瞬間、
レオンの表情がわずかに曇った。
「...お前、洗脳されてるのか?」
「違う。これは忠誠だ」
カイルは再び構えた。
次の瞬間、森全体が振動した。
地鳴り。空が暗くなる。
『ボスが...動いた?』
――第13章 終わり――




